ホーム

文字サイズ

レポート・コラム

【JTB海外駐在員コラム】タイ(バンコク)編

国内外の独自のパートナーシップの構築により日本企業のグローバルビジネスをJTBグループがお手伝いするラピタより、海外に駐在するJTBの社員による現地の最新情報をご提供いたします。

今回は、タイ(バンコク)からのコラムをお届けします。



【日系企業の現状】

ジェトロ・バンコク事務所によると、活動が確認できた日系企業数は2015年6月現在で4,567社で、進出企業数は過去6年で683社増加しています。最近の進出状況の推移を見ると、以下のような傾向が見られます。

・サービス業の進出数が製造業を上回る。
・中小企業の進出数が大企業を上回る。

業種別に構成比をみると、「製造業」が全体の47%、「サービス業」が49.5%を占めています。特に2010-2015年で見ると、製造業の進出数334社に対し、サービス業の進出数は530社となり、サービス業の進出が顕著になっています。「サービス業」の内訳では、「卸売、小売業」1,082社、「専門サービス業」196社の順となっています。
企業の規模・設立年の分布から日系企業の進出数を見ると、以前は大企業による進出が過半数以上を占めていますが、直近の2010-2015年では中小企業の進出数(362社)が大企業(276社)の数を上回っています。
データからのみならず、実際にバンコクに住んでいる中でもこの傾向は感じることができ、その反面製造業はカンボジアやベトナムに移っていると言われています。

【日本食事情】
バンコクでは日本食で食べられないものはないと言っても過言ではありません。牛丼のチェーン店からうどん、納豆定食、もんじゃ焼きから、すっぽん料理の店まで、バラエティに富んでいます。現地タ イ紙プラチャチャートトラキによるとタイの日本食レストランの市場規模は約110億バーツだそうです。タイの外食産業の市場規模は、法人登録ベースで推計約900 億バーツ前後とのことであるので、約 1割強のシェアを日本食レストランが占めており、かつ年10%以上の高成長を続けています。最近開業したバンコクの大型商業施設内のレストラン約7割が日本食レストランだと聞き、大変驚きました。また、他の既存商業施設も続々と日本食専門エリアの開設に動いています。まさしく日本食 はタイの国民食のひとつになりつつあるように感じます。実際バンコクに住んでいても食事に困ることは全くなく、朝昼晩日本食を食べ生活しています。

【現地の余暇の過ごし方】
タイはゴルフ大国です。タイ国内に180ものゴルフコースがあり、そのうちほとんどが外国人に対しても開かれております。タイにいる日本人駐在員は、約67,000人いると発表されています(2015年4月現在、在タイ日本国大使館より)。そのうちゴルフをするのは男性駐在員の約7割以上と言われ、ゴルフ道具のみが販売されているショッピングモールもあり、駐在員に人気の余暇の過ごし方だと言えます。

IMG_1821.JPG

■ラピタ事務局 TEL:03-5909-8091 FAX:03-5909-8110
  • メールマガジン配信登録

このページのトップへ