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【トルコ】<味の素、74億円でトルコ大手食品オルジェン社買収>

 味の素(本社:東京都中央区)は、トルコの大手食品会社オルジェン社の全株式およびトルコで幅広く浸透している同社のブランド「Bizim Mutfak(ビジムムファク)」の商標権を合わせて約2億2,000万トルコ・リラ(約74億円)で取得することに合意し、同社株式の51%を保有するイルディスホールディング社と同49%を保有する創業家オルジェン氏との間で11月15日に売買契約を締結した。この買収により、味の素はトルコにおける事業基盤を強化し、事業拡大を加速する。


 トルコの人口は2015年時点で約8,000万人、年齢構成比は30歳以下の若年層が50%を占める。GDP成長率は直近3カ年で約4%で、今後も底堅い成長が期待される。経済発展に伴い、都市部での女性の社会進出が広がっており、簡便性の高い調味料・加工食品等のニーズが拡大している。


 現在、オルジェン社は幅広い調味料・食品の製造・販売を手掛けているが、味の素はブイヨン、粉末スープ、メニュー用調味料、粉末デザートの4事業を取得し、同社のブランド「ビジムムファク」の獲得によって、トルコでの事業ポートフォリオ強化を図る。


 味の素は2014-2016中期経営計画において、トルコを中東地域における事業拡大の起点と捉えている。今後も現地の食文化・食習慣に合った、よりおいしく、高品質な製品の提供を通じて豊かな食生活に貢献して行く方針である。


 なお、味の素は、2017年3月上旬にオルジェン社の全株式を取得し、買収後もオルジェン社の現行経営体制を維持する予定である。買収完了後は連結対象子会社となるが、2016年度業績に与える影響は軽微である(16年11月16日の味の素株式会社ニュースリリースより)。




提供:WCLソリューションズ・フィリピン

 

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