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特定技能外国人を受け入れている企業と、そこで活躍する特定技能外国人の声をご紹介します。

CASE38飲食料品製造業株式会社ライフコーポレーション

良好な人間関係が定着率アップにつながる

企業情報
  • 事業内容:スーパーマーケットチェーン
  • 従業員数:32,518人(連結、2025年2月期)
    ※316店舗、9センター(2026年1月31日時点)
  • 1号特定技能外国人:1018名(内訳:ベトナム948名、タイ50名、ミャンマー14名、インドネシア5名、ネパール1名)
    ※2025年12月時点

首都圏ダイバーシティ推進室 ファン ティ ビック ゴックさん

技能実習生からステップアップされた方が店舗バックヤードを担う

当社では現在、特定技能、技能実習、技術・人文知識・国際業務、留学、家族滞在、永住者・定住者、配偶者など、多様な在留資格の外国人材を雇用しています。そのうち特定技能外国人のみなさんは、店舗およびプロセスセンターに勤務し、店舗ではバックヤードにおける惣菜やパン製造の管理業務に就いています。
現在店舗で活躍している特定技能外国人の多くは、当社での技能実習からステップアップされた方です。当社では、技能実習生のおよそ8割が特定技能へのステップアップを希望し、希望者の中からスキル、意欲、日本語能力、コミュニケーション能力、協調性などを考慮して採用者を決定しています。 特定技能外国人の離職率は約8%で、安定的な就業状況が維持されています。退職理由としては、結婚や家族の事情による帰国が多くを占めており、転職する方はごく少数です。特定技能外国人の方からは、「人間関係が良いので、ライフでできるだけ長く働きたい」という声を聞いており、 職場環境、特に日本人スタッフとの関係性の良さが定着に繋がっていると考えています。
また、プロセスセンターでは外部からの採用も実施しており、その際も、内部からのステップアップと同様、日本語能力やコミュニケーション能力を重視して選考しています。

惣菜やパンを製造 業務の安定に大きく貢献

バックヤード業務は、惣菜や弁当の加工・製造、ベーカリーでのパンやピザの加工・製造、品出しなどを基本とし、経験を積んだ方は、後輩(日本人・外国人)の指導、作業手順の確認、数量管理、発注補助なども行っています。技能実習生とは違い、複数工程を担当できるため活躍の幅が広く、特定技能のスタッフの意見で、製造数量の見直しや5S(※)活動により、 作業環境の改善や効率化につながった事例もあります。さらに、技術の習熟度が高い方は、後輩の指導にも意欲的に取り組む姿が見られ、 店舗の日本人スタッフと外国人をつなぐ橋渡し役も務めてくれています。
特定技能外国人の受入れによって、慢性的に不足していた人員を適正に配置できるようになりバックヤード業務が安定しました。特に、早朝や繁忙時間帯の作業がスムーズになり、 店舗全体のオペレーション改善につながっています。また、日本人スタッフの残業時間が減り、業務負荷も軽減されました。その結果、休暇取得率が改善し、従業員満足度が向上するなど、さまざまなプラスの変化が起きています。真面目に業務へ取り組む特定技能外国人のみなさんは、店舗運営を支える大切な存在となっています。
今後は、より多くの特定技能外国人の方に 商品管理や簡単な管理作業を担う力を付けてほしいと考えています。現在の業務のレベルアップに加え、今後は日本語能力の向上や、5S、衛生管理に関する理解を深めながら、業務マニュアルをもとに後輩への指導に関わってもらえることを期待しています。
※5S:職場環境の改善と業務効率化を目的とした5つの活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)。

日々のコミュニケーションで早期の気付き

外国人材には、入社時に会社のルールや仕事の流れ、食品衛生の知識について研修を行い、その後は日本人スタッフや外国人の先輩がOJTで指導を行います。母国語で話せる 外国人の先輩は「細かいところまで丁寧に指導できる」、日本人スタッフは「全体を見通した指導ができる」というそれぞれのメリットがあり、両方のサポートを受けることが成長に繋がると考えています。
日本の食品衛生やアレルゲンなどのルールは、入社時研修、入社6か月後の研修で重要な情報として説明し、日常業務の中でも常に情報共有を行っています。先日、ある店舗でラベルの表示ミスが発生したのですが、その後、店舗の全スタッフを集めて行った説明会には、私も同席し、外国人材のみなさんにベトナム語でアレルゲン表示の重要性などをあらためて伝えました。アレルゲンのような難しい内容については、正確に理解してもらうことを最優先に考え、母国語での丁寧な説明を徹底しています。
また、私たちダイバーシティ推進室が生活面を含めた全般的なサポートを行い、定期的に 店舗や寮を巡回して外国人材と直接コミュニケーションを取っています。堅苦しい面談よりも、 「最近どう?」と気軽に声を掛ける方が、日頃の小さな不安や気掛かりを早めに把握できることが多く、問題が起こる前に解決に向けたアプローチができているように思います。そうした点も、離職率の低さに繋がっているかもしれません。

「将来は社員に」希望のキャリアを全力で応援

特定技能外国人のみなさんには、技術の習熟度に応じて任せる業務の範囲を明示し、将来的に何ができるようになるかを理解してもらうよう努めています。 キャリアパスを明確に示すことが、働くモチベーションを高め、長期就業を後押しする要因にもなっています。また、キャリアアップは本人の希望を大切にし、サポートできることは継続的に支援しています。たとえば、今回インタビューに答えてくれたアインさんは、技能実習生の時から真面目でとても前向きに仕事に取り組み、今は「将来ライフの社員になりたい」という目標を持っています。私たちも、アインさんが望むキャリアを歩めるよう、ステップアップの道筋を考え、準備を進めているところです。
外国人材の受入れにおいて最も大切なことは、 職場の環境づくりです。先ほどのアインさんは、仕事以外の時間も日本人スタッフと一緒に食事をしたり、北海道や東北へ旅行したり、周囲のスタッフから信頼され、良好な関係が築かれている様子がうかがえます。アインさんたちのように、 日本人と外国人がお互いに助け合い、気軽にコミュニケーションできる職場は、理想的な環境だと思います。また、長く働いてもらうためには、生活のサポートも重要です。支援機関と社内の担当部署が行政手続きや住まい、病気などの困りごとをサポートし、 相談できる窓口を明確にしておくことが、特定技能外国人の定着につながります。私自身も日本で働く外国人の一人として、今後も多様性を尊重し、外国人材が安心して働ける環境づくりに貢献していきたいと考えています。

特定技能外国人インタビュー

日本人とベトナム人、それぞれの良さを学んで成長

グエン ティ ゴック アイン(NGUYEN THI NGOC ANH)さん/ベトナム

惣菜部門の作業は全て習得し、今は調理のほか、翌日の仕込み、レシピの準備、後輩の指導など、より責任のある仕事も担当しています。
仕事で一番楽しいのは、新商品の準備をする時です。ライフでは毎月お惣菜の新商品を発売するので、そのレシピや材料、容器を準備して、みんなに教えながら作っています。私たちが作ったお惣菜を選ぶお客様の楽しそうな顔や、品出しの時にたくさん売れているのを見ると、仕事のやりがいを感じます

ただ、ライフには韓国料理や中華料理のお惣菜はあるのですが、ベトナム料理がまだありません。フライヤーで春巻きを揚げる時、「ベトナムの春巻きも出せたらいいのにな」と、少し寂しくなります。いつかお惣菜としてベトナム料理のメニューも出せたらいいですね。
日本で仕事をする上では、日本語をしっかり勉強し、日本の仕事の仕方を真似ることからはじめ、最も大切なことは 周りの方と仲良くなることです。日本人は時間や計画をとても大事にして、作業も細かく丁寧に進めます。一方、ベトナム人は柔軟性があり、状況に合わせて早く行動します。 日本人とベトナム人には、それぞれ良いところがあり、業務を通して両方の良さを学んだことが、自分の成長につながったと思います。
 私の夢は、日本語能力試験N1に合格し、ダイバーシティ推進室のファンさんのように、通訳として外国人材のサポートをすることです。将来はライフの社員にもなりたいです!

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