受入れ事例紹介受入れ事例紹介

特定技能外国人を受け入れている企業と、そこで活躍する特定技能外国人の声をご紹介します。

CASE35外食業株式会社すかいらーくホールディングス

長期的で明確なキャリアパスが「人材」活用のカギ

企業情報
  • 事業内容:フードサービス事業全般、その他周辺事業
  • 従業員数:正社員 6,364名、パート・アルバイト 106,232名(すかいらーくグループ、2025年6月30日現在)
  • 特定技能外国人受入れ数:約250名(内訳:ミャンマー約180名、ベトナム約50名、ネパール約10名、その他約10名)
  • 1号特定技能外国人:260名

人事総務本部 人材採用グループ 駒井 寿生さん

多くの店舗が特定技能外国人に期待

当社はガストをはじめ数多くのレストランを全国で運営し、その中でも首都圏1都3県の店舗で特定技能外国人が働いています。特定技能の方は主にホールでの接客と調理を担当し、また店舗管理業務として指導役であるトレーナー、在庫管理、人員管理などのマネジメント業務にも取り組んでいます。
ひたむきに働く特定技能外国人のみなさんは、現場の店舗マネジャーや従業員からの評価も高く、今本部には 多くの店舗から「特定技能外国人を配置してほしい」という声が届いています。 そのため、国内外の機関からの紹介による採用に加え、直接採用にも力を入れ、アルバイトの外国人が特定技能へ資格変更するためのサポートも積極的に行っています。

本部・本人・現場の3者がキャリアパスを共有

当社が特に重視しているのは、長期的なキャリアパスの共有です。会社として特定技能2号資格の取得を積極的に支援し、取得後は、正社員登用試験を経て、アシスタントマネジャー、マネジャーを目指せるキャリアパスを用意しています。制度をつくるだけでなく、3か月に1度行う人事との定期面談では、必ず本人が考えるキャリアパスやその進捗度合いについて話し合い、 日本語能力、責任者としての経験を積めているかなどを確認 しています。さらに週1回はマネジャーが面談し、仕事や生活の悩みを聞いています。何でも相談しやすい雰囲気作りに努め、業務の進捗は研修ノートなどで確認しながら丁寧に指導しています。
一方で、特定技能外国人への支援やキャリアパスの考え方は、いくら人事が絵を描いても、現場に伝わらなければ意味がありません。我々人事と外国人材本人だけでなく、 現場のマネジャーにもキャリアに関する情報を共有 し、現場と一体となって長期的に成長を支える体制を築いています。
また、業務スキルやキャリアパスに関する教育のため、各店舗の特定技能外国人が集まる数十人規模の合同研修会を定期的に開催しています。お互いに刺激を受けながら横のつながりをつくることができ、本人たちにも好評です。

成長意欲を高めるロールモデルの存在

当社の特定技能外国人支援の要の一つが、 技人国資格のマネジャーであるグエンさんの存在です。退職を考えていた特定技能外国人の方が、グエンさんの店舗に異動したことで気持ちが変わり、前向きに仕事ができるようになった、というケースもあります。グエンさんを目標にしている特定技能外国人は本当に多く、その姿に刺激を受けて、特定技能に資格変更を希望する留学生のアルバイトも増えています。
特定技能外国人と働く上で、彼らを「人材」としてとらえ、 長期的な育成計画と明確なキャリアパスを示すこと、会社全体でサポートする体制を築くこと がとても重要だと感じています。また、特定技能外国人の方同士の横のつながりをつくり、 お互いの成長に刺激を受け、高め合う環境をつくること も、モチベーションアップに役立ちます。こうしたことは我々自身の課題でもあり、これからも引き続き取り組んでいきたいと考えています。

マネジャー グエン マン チョンさん

「辞める予定」が一転、店舗を支える柱に

ガストのマネジャーとして店舗全体の管理運営を行いながら、新宿エリアの店舗で働く特定技能外国人のキャリアパスの支援、研修などに力を尽くしています。
現在の店舗は、スタッフの約半数に当たる20人が外国人材です。そのうちの1人、特定技能外国人のハーさんは、もともと他店で働いている際に「辞める予定」と相談を受けて、現在の店舗へ異動してきました。彼は当初「特定技能は5年で終わり」と考えていたため、5年後10年後の自分はどうなっていたいか、結婚や子どもについてはどう考えているのかなど、将来について丁寧に話し合いました。 一緒にキャリアパスを考え、目標や将来設計が明確になったことで、彼は安定して仕事に打ち込めるようになり 、今は特定技能2号を目指してとても熱心に取り組んでいます。成長に対して前向きなのでキャリアパスの進捗も早く、プライベートでは結婚も決まりました。結婚式のため数週間一時帰国することになった際、彼は「自分が休んでもシフトは大丈夫ですか?」と心配していたのですが、それを知った店舗の仲間が「ハーさんのためならいつもより多くシフトに入ります」と言ってくれました。心配は無用でしたね。

目標に向かう行動力、学ぶ姿勢に感動

特定技能外国人を受け入れたことで、社内には素晴らしい変化が起きました。ランチタイムの人手不足が解消されたことは大きく、さらにシフトも安定しました。私が感動したのは、 本人たちが夢や目標を持って行動し、勉強を続けていることです。さらに、その姿に刺激を受けた留学生のモチベーションも上がる など、職場全体に良い影響を与えています。
特定技能外国人が集まる研修で講師を務めた時は、彼らの学ぶ姿勢にも感動しました。日本の働き方やビジネス習慣に戸惑う外国人材は少なくありませんが、ある研修では50人の参加者が定刻までに全員着席し、真剣に研修に臨んでいました。また、お互いに教え合うことで研修がとても盛り上がり、仲間から学ぶ意識の高さを実感しました。

「5年後はマネジャーに」育成計画の見える化を

私も学生時代、都内のガストでアルバイトをしていました。そこで皆が一生懸命仕事に取り組む職場の雰囲気に触れ、「これが日本の働き方だ」と感銘を受けたことが、入社のきっかけです。その時の思いを忘れず、今も特定技能のみなさんには「厳しいと感じることもあるかもしれないけれど、将来のためにここで一緒に頑張りましょう」と伝えています。
特定技能外国人は、夢や目標を持って行動しています。最初のトレーニングでは苦労することもありますが、 キャリアパスを見える化し、定期的な面談や課題設定で成長を促せば、安定して長期的に働いてくれる大きな戦力 になります。私たちマネジャーや社員が「5年後、マネジャー会議で会いましょう」と言えるくらいしっかりとしたトレーニング計画を立て、目標を持たせることが大切だと思っています。

特定技能外国人インタビュー

やさしい仲間のおかげで忙しくても仕事が楽しいです

レ シェ プー ウェ(LAE SHWE PHOO WAI)さん/ミャンマー

日本は安全で安心して働ける国 だと考え、特定技能1号資格を取得して2025年2月に入社しました。働き始めた頃はお客様の話していることがすぐには理解できず、一緒に働く仲間に相談していました。 仕事の手順や分からない日本語は、全てノートにメモして自宅で勉強し 、忘れてしまった時はノートを見て復習を繰り返しました。今は仕事にも慣れ、ホールの仕事は一通りできるようになり、最近は日本語能力試験N2合格を目指して勉強しています。
この会社の一番好きなところは、部長やマネジャー、仲間がとてもやさしいことです。私が働いている店舗では、日本人、ミャンマー人、ベトナム人、ネパール人が一緒に働いています。大きな店舗でお客様も多いのですが、やさしい仲間と一緒に働けるので、忙しくて疲れても仕事が楽しいですね。また、想像していた通り日本は安全で、安心して生活できます。今後は 特定技能2号を目指して勉強や仕事を頑張り、いずれは店長になりたい と思っています。

日本語レベルを高めてマネジャーとして活躍したい

ゴ ティ フォン(NGO THI HUONG)さん/ベトナム

技能実習生として来日し、 働きながら日本語レベルを高められること に魅力を感じて、外食業の特定技能資格を取得しました。すかいらーくホールディングスを選んだのは、規模が大きく安定した会社だと考えたからです。現在はキッチンでの調理を中心に担当し、トレーナーとしてほかのパートやアルバイトの指導にも当たっています。経験の浅い人は、言葉で伝えるだけでは覚えられないので、まず私が何度かやって見せてから手を動かしてもらうなど、自分なりに教え方を工夫しながら取り組んでいます。
仕事を覚える上で大変だったのは、 外食業や店舗専門の言葉を覚えること 。特に、メニューの名前と内容を覚えるのには苦労しました。多言語対応の動画マニュアルもあって覚えやすいです。仕事に慣れた今は、逆に新しいメニューの作り方を覚えることが楽しく、日々新しい挑戦をすることにやりがいを感じています。今働いている店舗は、忙しい時も皆がお互いにフォローし合える環境で、とても気に入っています。まずは店舗の仕事をすべて身に付けてマネジャーを支え、 特定技能2号、さらにマネジャーになる ことが今後の目標です。マネジャーになるためにも、もっと日本語レベルを高めていきたいです。

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