受入れ事例紹介受入れ事例紹介

特定技能外国人を受け入れている企業と、そこで活躍する特定技能外国人の声をご紹介します。

CASE23飲食料品製造業株式会社ウサギヤ

手先の器用さを生かしてケーキ製造で活躍

企業情報
  • 事業内容:洋菓子の製造販売
  • 従業員数:80名
  • 特定技能外国人受入れ数:4名(内訳:インドネシア4名)※2024年1月現在

機械化を進めて外国人材も働きやすく

当社は、静岡県内で5店舗の洋菓子店を運営しています。特定技能外国人の4人には、各店舗で販売するケーキや焼き菓子の製造工場で働いてもらっています。

製造工場がある浜松市は、自動車、バイク、楽器などの大手メーカーが本社を構え、それを支える下請け企業が多いところです。そうした工場の求人がコンスタントにあるため、食品製造業に人が集まりにくい傾向にあり、以前から人手不足の問題を抱えていました。

かつて、ケーキや洋菓子の製造は「職人技」が求められる仕事でしたが、今は機械が発達し、専門的な技術が必要な工程はそれほど多くありません。当社の工場も機械化を進めているため、外国人材の方も比較的働きやすい環境ではないかと考え、特定技能外国人の採用を始めました。

「デコレーションケーキを仕上げる力」を期待

現在働いている特定技能外国人は、男性2人、女性2人の計4人で、全員が洋菓子の製造補助業務に就いています。焼き菓子の生地を乗せた鉄板をオーブンから出し入れするなど、力の必要な作業は主に男性が担当し、女性にはケーキの飾り付けなどを任せています。

働きぶりは本当に真面目で、日本人のスタッフとまったく同じクオリティで仕事ができています。ケーキや洋菓子づくり特有の専門用語もあるので、日本語の勉強は大変だったと思いますが、それぞれ個人的に勉強してくれているようです。女性2人は働き始めて約1年が経ちますが、手先が器用で、生クリームの絞りなどの技術も上がっています。今後、ナッペ(ケーキなどの表面にクリームを塗る作業)の技術も身に付けて、デコレーションケーキを一人で仕上げられるようになってほしいと期待しています。

戸惑いより「助かった」「楽になった」

特定技能外国人の4人は、工場から自転車で15分ほどのアパートに住み、通勤用の自転車、洗濯機、ベッドなどの家財道具は、会社から支給しています。オフの時間は、会社のバーベキューや同業者との納涼会などのイベントに参加し、一緒に働く日本人スタッフと楽しく過ごしているようです。4人ともムスリムですが、戒律にはそこまで厳しくないようで、職場での配慮は食事に対するものが中心です。

特定技能外国人を採用する前にも、日本人と結婚している外国人の方を雇用したことがあり、日本人スタッフから外国人と働くことへの抵抗や戸惑いは感じませんでした。それよりも、人手不足で苦労していましたから、彼ら4人が入ってくれて「助かった」「楽になった」という感謝の方が大きかったと思います。

日本の今の社会状況を考えれば、今後もますます外国人の雇用を考えていく必要があると思います。日本人を募集してもなかなか人が集まらず、悩んでいる企業は多いと思いますので、会社の大事な戦力になってくれる特定技能外国人の採用を検討してみてはいかがでしょうか。

特定技能外国人インタビュー

日本のおいしいケーキを母国に伝えたい

ナル ヤテイ (NAR YATI)さん

生クリーム作り、ケーキの飾り、ホールケーキを切り分ける作業などを担当しています。職場では、必ずメモを取りながら説明を聞き、そのメモを最後に見せて間違いがないか確認してもらうようにしています。どんどん新しい作業にチャレンジして、上手にできるようになりたいですね。日本のケーキや生クリームはすごくおいしいので、インドネシア人にも好きになってもらえると思います。ここで身に付けた技術を生かして、将来はインドネシアでケーキ屋を持ちたいです。

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