特定技能外国人を受け入れている企業と、そこで活躍する特定技能外国人の声をご紹介します。
CASE18外食業株式会社はなまる
寿司職人の技術や接客を一から指導

- 企業情報
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- 事業内容:寿司店、回転寿司店の経営
- 従業員数:893名
- 特定技能外国人受入れ数:4名(内訳:韓国3名、台湾1名)
特定技能外国人を受け入れている企業と、そこで活躍する特定技能外国人の声をご紹介します。
CASE18外食業株式会社はなまる
事業拡大、店舗数拡大に伴う人員不足を解消するため、飲食業の現場で働いてもらえる特定技能外国人の採用を始めました。特定技能外国人のみなさんには、魚をさばく、寿司を握る、接客など、各店舗で日本人の職人やスタッフと同じ仕事を任せています。
特定技能外国人は、仕事の飲み込みが早く、日本にとけ込んで働こうと前向きに取り組んでくれるため、私たちにとって貴重な戦力です。コロナ禍で減ったインバウンドも戻り始め、今後は外国人観光客への接客、特定技能外国人を含む外国人材の採用にも携わってもらい、当社のアピールに力を貸してほしいと思っています。将来的には、日本人社員と同じく、店長やエリアマネージャーなど管理職を目指してほしいと期待しています。
特定技能外国人の採用ステップや入社後教育は、日本人と全く同じです。当社の採用選考の特徴の一つに、二次選考と最終選考の間に設けている「店舗ツアー」があります。これは、志望者と担当者が営業中の店舗へ行き、一緒に寿司を食べながら働いている社員の姿を見てもらうというものです。外国人のみなさんにも当社で働くイメージをより明確に持ってもらえるため、入社後のミスマッチを防ぐことに繋がっていると思います。
入社後は、社内の研修制度「花咲大学」で、飲食店で働くために必要なあらゆる技術や知識を教えています。1年目は週2回本部に集まり、当社の経営理念、接客の仕方、寿司の握り方、包丁の研ぎ方など、多岐にわたる内容を学んでもらいます。さらに、先輩社員がメンターとして1年間マンツーマンで指導しており、特に特定技能外国人には、日本の社会人マナーなど細かい点もケアしながら仕事を教えています。
受け入れ当初、苦労したのはビザの申請作業です。特定技能はほかのビザに比べて申請書類が多く、その準備が外国人本人と私たち双方の負担になっていました。現在は、特定技能のビザを専門に担当する行政書士と契約し、かなり負担が軽減されています。また、採用活動で接する外国人材の中には、特定技能を技能実習とあまり変わらない働き方だと考えている方もいて、「高い技術を身に付けていずれ管理職に」というこちらの思いとのギャップを感じることもありました。しかし、入社後にその点も含めて指導することで彼らの意識も変わり、今はより高いレベルを目指して仕事に取り組んでくれています。
外国人の採用を「難しい」とためらう企業もあると思いますが、特定技能外国人のみなさんは、時間をかけて教えれば十分仕事を理解し、戦力として活躍してくれます。また、「おいしかったよ」「また来るから頑張ってね」と、たくさんのお客様が日本人スタッフ以上に温かい声を掛けてくださっています。ぜひ前向きに検討していただければと思います。
ユン カヨン(YOON GAYOUNG)さん
お店では、寿司の中でも軍艦と巻物づくりを任され、レジの締めや売上報告を行うこともあります。お客様に季節ごとにおいしい料理をおすすめし、喜んで召し上がっていただくことが、仕事でやりがいを感じる瞬間です。韓国でも飲食業で働いていたので、その経験を生かせることや、お客様を大切にするはなまるの企業理念に共感してここで働きたいと思いました。寿司に関する技術や知識を基礎から教えてもらえるのも、はなまるの魅力です。
リョウ イショウ(LIAO YISHIOU)さん
【※内定者(2022年12月現在)】
旅行で来日した時、日本のサービス業のおもてなしに感動し、いつか日本で働きたいと思うようになりました。学歴の面で技術・人文知識・国際業務の在留資格を取ることが難しく、半ば諦めていたのですが、特定技能制度のおかげで夢が叶い、とてもうれしいです。母国の台湾で働いた経験があるとはいえ、日本ではゼロからのスタート。たくさんのことを学び、台湾人として日本の職場で認められるよう、気持ちを新たに頑張ります。
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