受入れ事例紹介受入れ事例紹介

特定技能外国人を受け入れている企業と、そこで活躍する特定技能外国人の声をご紹介します。

CASE17外食業株式会社ライフ・テクノサービス

メニューを予習する向上心の高さで即戦力に

企業情報
  • 事業内容:介護施設サービス、在宅介護支援サービス(居宅・通所・訪問介護)、福祉用具貸与、福祉用具販売等
  • 従業員数:約300名
  • 特定技能外国人受入れ数:14名(外食業分野のみ。内訳:ベトナム9名、フィリピン5名、ミャンマー0名、インドネシア0名)

利用者に合わせた食事を提供

当社は3年ほど前から特定技能外国人を受け入れています。外食業分野のほか、介護分野、ビルクリーニング分野でも採用を行い、現在9施設(グループ法人運営施設を含む)で計約100人の特定技能外国人が働いています。採用当初は、ご高齢の利用者の方が特定技能外国人にどんな反応をされるか、多少不安もあったのですが、明るくフレンドリーな性格や熱心な働きぶりが評価され、今ではすっかり孫のようにかわいがっていただいています。
外食業の特定技能外国人には、利用者に提供する食事の調理と盛り付けを中心に、嚥下能力や体の状態に合わせて一口大、とろみ食、刻み食、ミキサー食などに変える作業、アレルギー食材のチェックなどを担当してもらっています。調理以外にも、配膳や下膳といった接客業務、食材の検品や消耗品の補充などの店舗管理業務も一部任せています。

視覚でも伝わるよう掲示物を工夫

外国人スタッフにとって、施設で提供する日本の食事は馴染みのないものばかりです。たとえば、ちらし寿司を盛り付ける時、私たちは錦糸卵を「上に乗せるもの」とすぐに理解できますが、そのイメージがない外国人は一から覚えなければなりません。そのため彼らは、メニュー表を事前に確認し、知らない料理があればインターネットなどで予習して努力しています。初めはミスもありましたが、向上心の高さと日本人スタッフの指導で理解が進み、入社1年後には厨房の作業を特定技能外国人だけで回せるまでに成長してくれました。
受け入れる側の私たちも、厨房内の掲示物をひらがな表記に変えるなど、外国人が働きやすい環境を整えています。作業手順の「赤いボタンを押す」という説明には赤色のシールを使ったり、利用者のお膳に添えるプレートにイラストを取り入れたり、視覚でも分かりやすく伝えるよう工夫したことも、ミス防止につながりました。

夏まつりには浴衣をプレゼント

外国語になじみのない利用者も多いため、施設内では日本語使用を徹底しています。そのため、週1回勤務時間内に日本語講習会を行うなど、日本語教育には力を入れています。日本語能力試験の受験を後押しするため、N3合格に3万円、N2合格に8万円、N1合格に12万円の報奨金制度も設けており、それも勉強のモチベーションになっているようです。
住居は、弊社施設がある市単位で社宅を用意しています。以前は相部屋だったのですが、職種によって勤務時間が異なることに配慮し、現在は全員個室です。社宅内は、母国の家族と連絡しやすいようWi-Fiを無料にしています。また、日本の文化に触れてほしいという思いから、一人1着ずつ浴衣をプレゼントしています。施設の夏まつりでは、浴衣姿で利用者の方と射的や輪投げをしたり、盆踊りを踊ったり、日本ならではの夏を楽しんでいる様子を見ることができ、私たちもうれしかったです。

特定技能外国人コメント

家でも日本料理にチャレンジしています

グエン ティ ヒエン(NGUYEN THI HIEN)さん

ベトナムにいたころから日本の料理に興味があり、仕事を通して牛丼、ジャガイモの煮物、味噌汁などさまざまな料理を覚えました。日本で長く働き、将来は日本料理のレストランを開きたいと思っています。

「おいしかったよ」の言葉がうれしかった

グエン ティ フン(NGUYEN THI HUNG)さん

仕事中は、きれいな盛り付けや衛生管理に特に気を配っています。利用者の方に「おいしかったよ」とほめてもらえた時はとてもうれしかったです。夏まつりで浴衣を着られたことも良い思い出です。

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