受入れ事例紹介受入れ事例紹介

特定技能外国人を受け入れている企業と、そこで活躍する特定技能外国人の声をご紹介します。

CASE13外食業株式会社ヒロフードサービス

メンター制度や独自の採用ツールで個々の能力を引き出す

企業情報
  • 事業内容:飲食店の経営(中華、和食、ピザ、パン)
  • 従業員数:20名
  • 特定技能外国人受入れ数:6名(スリランカ1名、ミャンマー1名、インドネシア1名、ベトナム3名)※2022年10月時点

外国人材の受入れ目的

2013年ごろから留学生をアルバイトとして採用し始め、現在は特定技能のほか、技術・人文知識・国際業務や特定活動の在留資格を持つ外国人スタッフも雇用しています。外食業は、長年人材不足に悩まされている業界です。外国人材が接客や調理補助などの業務に就ける特定技能制度は、私たち外食業にとって画期的な制度であり、制度開始直後からさまざまな国の人材を受け入れてきました。採用時には、応募者に独自のパーソナリティチェックを実施して、その人が持つスキル、性格、行動の特性などを把握し、今求めている人材とのマッチ度を確認しています。パーソナリティチェックはまだ試行段階のものではありますが、将来的には外食業全体の採用に貢献するツールとして提供することも考えています。

特定技能外国人の勤務、生活状況

特定技能のスタッフは、主にホールでの接客やレジ、厨房での調理の中心スタッフとして働いています。経営する店舗の中には外国人だけで運営している店もあり、同じ国出身者だけが働く店、複数の国の出身者が交ざって働く店など、スタッフの構成は店ごとにさまざまです。特定技能外国人の採用を始めて3年が経ちましたが、一定期間働いた後に退職し、ほかの企業に移ったスタッフも少なくありません。新しい仕事に挑戦したいという彼らを応援しようという思いから、私たちは退職を「卒業」と読んでいますが、ぜひ日本でいろいろな経験をして母国に帰ってもらえたらと思っています。

フォロー体制

入社後しばらくは、郊外の店舗で働きながら日本語や業務を覚えてもらいます。新しく入った外国人材には、同じ国出身の先輩社員がメンターとして寄り添い、仕事から生活までサポートする体制を取っています。このメンター制度は、安心して働ける環境づくりにつながるのはもちろん、特定技能外国人の個々の能力や長所、個性を、仕事を通して把握し、より適材適所を図っていくことにも役立っています。また、郊外店は地域のお客様との距離が近く、一生懸命働く外国人スタッフと接したお客様から、季節の果物などの差し入れをいただくことも珍しくありません。私たち企業側が「外国人と一緒に働いていく」という姿勢を自然体で根気強く見せていくことが、地域に受け入れられるために最も重要なことだと感じています。

外国人とともに働くには、それぞれが抱える背景、覚悟、思いを汲み取ることが大切です。雇用側がそれをしっかり分かっていれば、多少意思疎通がうまくいかない時でも、互いに寄り添うことができるはずです。特定技能外国人は、受け入れ企業に新しい価値観や文化をもたらす存在であり、個々の能力を生かして働いてもらうことが私たち企業側の成長にもつながると思っています。

特定技能外国人インタビュー

レストラン開業をめざして技術を磨いています

ホァン バン ドゥック(HOANG VAN DUC)さん

元々料理は得意で、ラーメンや寿司も好きだったので、日本の外食業で働くことを選びました。現在は厨房で調理を担当しています。仕事で大切にしているのは、失敗を繰り返さないこと。分からないことは先輩に聞いて覚え、料理の腕もかなり上がりました。特に天津飯に乗せる卵をふわふわに焼くのが得意で、お客様に「おいしい!」と言っていただけるとうれしいですね。将来母国でレストランを開くため、もっと技術や知識を勉強したいです。

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