受入れ事例紹介受入れ事例紹介

特定技能外国人を受け入れている企業と、そこで活躍する特定技能外国人の声をご紹介します。

CASE10飲食料品製造業広瀬水産株式会社

向上心を持って世界で通用する技術と知識を習得

企業情報
  • 事業内容:水産加工品の製造販売・輸出、冷凍冷蔵業務
  • 従業員数:59人
  • 特定技能外国人受入れ数:14名(中国)

外国人材の受入れ目的

弊社がある紋別市周辺は水産加工業が盛んな地域ですが、人口減少などによる労働力不足で従業員の確保が難しく、外国人材に頼らざるを得ない状況にあります。弊社でも以前から技能実習生を受け入れており、特定技能外国人は即戦力として採用を進めています。現在勤務している特定技能外国人は、以前弊社で技能実習をした方や、オホーツク地域のほかの水産加工会社で技能実習を経験している方がほとんどです。

特定技能外国人の勤務、生活状況

外国人材は主に冷凍すり身、ホタテ玉冷、サケフィーレの製造業務を担当しています。特定技能外国人は、自動充填包装機やX線検査機のオペレーター、さらにすり身作りの専門的な作業に従事しています。みんな真面目でテキパキと仕事をこなしてくれる貴重な戦力です。
すり身は、彼らの母国である中国をはじめ、アメリカ、タイなど世界各国で製造されています。ここで身につけた技術は世界中で通用すること、専門的な業務も任せたいことを常日頃から伝えていることもあり、分からないことはうやむやにせず、正しい知識と技術を習得しようとしているのを感じます。また、中国語の教材でHACCPについても学び、より良い製品を作る知識も身につけています。
紋別市は、市の国際交流推進室が外国人材向けのワンストップ窓口を設けるなど、外国人の生活支援に力を入れているところです。以前はさまざまなイベントがあり、地域の方と触れ合う機会が多かったのですが、現在はコロナ禍でほとんどが中止になっています。社内でも新年会や懇親会を自粛しているため、交流が難しくなっているのが現状です。

フォロー体制

技能実習生の受入れ経験が豊富な紋別工場の工場長をはじめ、市の国際化推進員でもある紋別工場長の家族、送り出し機関の日本事務所、日本人と結婚した元技能実習生の社員を中心に、外国人材の仕事や日常生活に気を配り、待遇面の改善、トラブルの防止、心身のケアに努めています。
現在、外国人材は5カ所の宿舎に分かれて生活しています。以前は宿舎ごとにルールが異なり、それが不満のもとになったこともありましたが、現在は外国人材の声に応える形でルールを統一しています。ここで長く働きたいと思ってもらえるよう、今後は宿舎を1カ所にまとめ、プライバシーにも配慮して1人部屋にすることを計画しています。また、地域全体でも外国人材が長く働ける生活環境を整え、「外国人材に選んでもらえる紋別市」になってほしいと願っています。

特定技能外国人インタビュー

業務や待遇が自分に合う会社を選びました

丁 広軼(ディン グアンイ DIAN GUANGYI)さん

特定技能になる際は、仕事内容や住む環境を考慮し、社長の人柄も良いと聞いていた広瀬水産を選びました。できるだけ長く働きたいと思っているので、家族が短期間来日した時に一緒に過ごせるような環境に戻るとうれしいです。

仕事に必要な言葉は毎日復習して覚えています

劉 永(リュウ ヨン LIY YONG)さん

仕事で一番大事なのは、やはり言葉です。広瀬水産に入って日が浅いので、業務に関する専門的な単語に少し苦戦していますが、分からない言葉はノートに書き留め、寝る前にしっかり復習して覚えています。

受入れ事例紹介

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