受入れ事例紹介受入れ事例紹介

特定技能外国人を受け入れている企業と、そこで活躍する特定技能外国人の声をご紹介します。

CASE06飲食料品製造業ワタミ株式会社 「ワタミ手づくり厨房」 東松山センター

毎月の意見交換会で業務ルールの「なぜ」を解決

企業情報
  • 事業内容:外食事業(国内・国外)、宅食事業、農業事業、環境事業
  • 従業員数:2,642人(グループ計、2020年3月期)
  • 特定技能外国人受入れ数:64名(東松山センターのみ。ベトナム人61名、カンボジア人3名)

外国人材の受入れ目的

東松山センターは、宅食事業の製品であるお弁当を1日約5万5000食製造しています。食品製造業は、業界全体が人手不足の傾向にあります。しかし一方で、標準化された繰り返しの作業が多く、外国人材でも比較的働きやすい業種でもあります。当センターでも、人手不足と従業員の高齢化を背景に、新たな働き手を確保しようと2017年から外国人材の受け入れを始めました。

特定技能の雇用については、技能実習の経験者を中心に採用しています。採用選考では二度の面談を行いますが、一次面談で勤務地を伝え、生活インフラなどに対する質問にも丁寧に答えています。

特定技能外国人の勤務、生活状況

外国人材は、お弁当の盛り込みを中心に、食材の運搬、検査などの作業に就いています。盛り込みラインでは、簡単な食材の担当から始め、徐々に粘度の高い食材など難しい作業を担当してもらいます。みんな初めて教わる作業にも懸命に取り組んでいます。業務を効率よく進めようとする主体性も強く、時には作業の改善を提案してくれることもあります。

また、ベトナム語のマニュアルは用意していますが、先輩実習生が後輩にアドバイスしたり、日本人社員の話を通訳したりするなど、助け合って仕事をしています。一方で、苦労するのは、手洗いや物を洗う時の基準など、衛生に関する意識の差です。現場での声掛けだけでなく、通訳が同席する機会をとらえて丁寧に理由を説明し、理解した上で取り組んでもらうよう努めています。

フォロー体制

現場での指導に加え、月に一度、同時期に入社した外国人材を集めて、通訳、担当業務の社員、登録支援機関を交えた意見交換会を開いています。外国人材からの意見は、業務に関するものがほとんどで、手洗いのルールの細かな説明などもこの機会に行っています。勤務シフトを定期的に変えるなど、働く時間や時間帯が公平になるような配慮も大切にしています。

同じ盛り込みのラインで働いているのは、高齢の日本人従業員が多く、外国人材のフォローをしてくれています。コロナ禍以前は外国人材を休日に温泉に誘うこともありました。仕事中は、逆に、若い外国人材が高齢従業員の作業を率先してサポートする姿も見られ、良い関係を築けています。

特定技能外国人インタビュー

この工場で長く働き、将来は母国で日本語を活かしたい

グェン・ティー・フエ(NGUYEN THI HUE)さん

水産加工業で3年間技能実習生を経験し、特定技能になりました。人間関係や仕事の内容も良く、この工場で長く働きたいと考えています。日本語の勉強にも力を入れていて、将来はベトナムで日本語を使った仕事をしていきたいです。

優しくサポートしてもらいながら仕事を覚えています

グェン・フエ・アン(NGUYEN HUE ANH)さん

留学生時代にワタミの飲食店でアルバイトをし、この会社でもっと働きたいと考えて入社しました。現場では、盛り付けだけでなく飯盛り機などの機械も担当しています。周りの方が優しく教えてくれるので、スムーズに仕事ができています。

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