日本企業グローバルビジネスサポートLAPITA(JTB)

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【事例紹介】ロシア主要都市における日本産農林水産物食品の販路拡大支援事業

本事業は、農林水産省の「農林水産物・食品輸出促進対策事業のうち、中堅・中小食品関連企業海外展開特別対策事業」における補助事業の一部として、株式会社JTBコーポレートセールス(現:(株)JTB)が運営事務局となり実施したものです。


本事業では、ロシアの主要2都市において、日本産農林水産物に関わる食品の試験販売を実施するマーケティング拠点(以下「インストアショップ」という)を設置し、インストアショップにてマーケティングのための試験販売を行いました。

ロシアの消費者の嗜好性等を把握し、事業者による商品開発・改良、輸出計画の立案及び実際の商談への活用に結び付け、輸出促進や試験販売による日本産農林水産物に関わる食品の魅力を発信し、信頼性向上と普及を図るために支援しました。


<本事業の実施方法>

①試験販売のための商品の選定
②試験販売のためのマーケティング情報の収集・提供
③出品商品のプロモーション
④出品商品に係る試験販売の結果の取り纏め
⑤出品商品に係るアンケートの実施
⑥出品者へのフィードバック


<事業の成果>

日本食による健康マネージメント「からだが喜ぶ日本食」をコンセプトに、日本食気運の高まりがみられるロシアの首都モスクワや、日本に一番近い中核都市であるウラジオストクを中心に、

・テスト販売 (B2C)
・バイヤーへの商品説明会(B2B)
・広報活動業務(B2B+B2C)

の3本軸に沿って展開いたしました。


テスト販売では5種類のカテゴリー計13品目を店頭で販売しアンケート調査を行い、また、モスクワ大使館で の天皇誕生日レセプションにおけるブース出展では、オピニオンリーダーや富裕層へ、まだ十分な認知が進んでいない日本産品のPRと販売店舗の紹介を行いました。

中国茶と日本茶の違いが十分理解されていないため、お茶の選定委員である上原氏が和装にて茶文化(煎茶道)を紹介し、体験の場を提供しました。現地で慣れ親しんだ味に日本茶を合わせる、日本茶の新しいバリエーション(日本茶のウォッカ割、コンデンスミ ルクで作る抹茶ラテなど)を提案し、日本茶文化への理解を広めました。

上記2都市にてそれぞれ行われた、バイヤー意見交換会やアンケート調査結果の裏付け、及び出展企業へ提供するマーケティング情報への追加を目的とした「グループ・フォーカス・インタビュー」では、日本と同様に建前と本音を使い分ける方が多いロシアにおいてクローズド形式で数時間という、深いレベルでのコミュニケーションを通じ、忌憚ない有効な意見を得ることが出来ました。


■アンケートの調査結果を含めた当事業の報告書は【こちら】からPDFでご覧いただけます。ぜひご参照ください。

■テスト販売の詳細、募集時のご案内は【こちら】から。

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