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【ブラジルコラム】参加者募集!日系ブラジル人向け現地就職説明会

平成29年11月28日(火)~12月3日(日)に、日本での就業を希望する日系ブラジル人向けの合同就職説明会をブラジルの3都市で開催致します。

アバンセコーポレーションは、ブラジル人との人材交流によって培ってきた外国人採用ネットワークを駆使し、人材確保に課題を抱える企業の皆様にソリューションをご提供いたします。

日系ブラジル人採用にご興味のある企業様のご参加を募集しております。


①現状日本ではどのような課題があるのか?
 「労働人口の減少と就労環境の変化」
 労働市場の変化が一番の課題です。日本の失業率は3%以下と、完全雇用とされる水準が続く中、企業の求人ニーズ(有効求人倍率1.5倍)に労働力の供給が追い付いていない状態です。特に中小企業においては、人材の確保が難しい状態が続いており、業績の拡大はもちろん、日々の生産、サービスの縮小を余儀なくされている状況が出てきています。
 若年層の就職志向は、大手企業やIT分野へ流れており、女性及びシニア層も働き方に制限があるケースが多いことから、フルタイムで経験を積みながら従事する「ものづくり」「一次産業」の労働力確保はさらに難しくなっています。
 また、団塊の世代が労働市場の中心からリタイヤしていくことで、現場の後継者が揃わないまま事業を行うリスクが高くなってきています。
 派遣労働市場を見ても、2008年のリーマンショック以降、派遣労働者の数はほとんど横ばいの状態が続いており、また、関連法の改正によって、どの業界にとっても一時的な労働力の確保は今後益々難しくなると予想されます。
 さらに、都市部への人材流出に伴い、地方や地域の生活基盤、産業構造が大きなダメージを受けており、地域社会の存続に影を落としていることも見逃せません。


②どのようなブラジル人材を活用するのか?
 「ブラジルの政治不安、経済不況」と「定住志向を持つ日系人」
 戦前戦後を通じてブラジルに渡った日本人移住者の子孫である日系人です。現在、第六世代までおよそ160万人いると言われています。日系ブラジル人の日本就労は、1990年代に本格化しましたが、当時多くの日系人は「数年日本で働いてお金を貯めてブラジルに帰国する」という「出稼ぎ」志向でした。
 しかし、ブラジルでは、一昨年来の景気後退による国内企業の業績悪化を受けて失業者が増加しており、また、止まることのない政治スキャンダルによって、将来を不安視する人も出てきています。
 日系人にとっても同様で、同国の現状から、家族帯同で日本での定住志向を持つ人材が増加しています。弊社のブラジル法人では現地で採用活動を行っていますが、応募者数及び定住志向は益々高まっているのが現状です。また、これまでブラジルで有力大学を卒業し、行政機関や専門職として勤務していたなど、学歴や職歴の高い人材が日本での就労、定住を求めています。


③ブラジル人の魅力や仕事ぶりは?
 「就労に制限がない、日本人と同待遇で働くことができる」
 日本政府は、日系二世、三世、またはその配偶者に対して身分による在留資格を与えており、その他の外国人(就労ビザ、技能実習生、留学生等)のような就労の制限がありません。また、長期的雇用ができることから、現場の後継者として育成し、事業を発展させる原動力になることができます。
 日本人の子孫ではありますが、ブラジルで生まれ育った外国人ですので、文化習慣、考え方の違いはあります。それでも多くの企業が「働く姿勢」を評価しています。
 現在、日本政府は日系四世へのビザ緩和を検討しており、潜在的な供給力はますます高まっています。


④どのように紹介・斡旋するのか、制度的にクリアしているのか?
 「身分によるビザは就労、定住にハードルなし」
 基本的に就労及び在留の制限がありませんので、制度的な問題はありません。一方で、ブラジルからの直接採用は、言葉の問題、ビザ手続き、渡航費用等の課題があり、採用のハードルは低くありませんが、弊社が仲介サポートまたは、紹介予定派遣をご提供することで、受入れ企業の負担を軽減することが可能です。就労後の労務管理もサポート可能です。


⑤ブラジル人を受け入れている企業様の声は?
 「異文化を乗り越えて受入れ」
 企業の規模を問わず、言葉、文化の違いから生じる様々な課題に直面しますが、「勤労意欲」「モチベーション」「業務能力」の項目で評価され、受け入れられています。
 また、生活者、納税者、消費者としての側面をポジティブに捉え、共生を促進することで、地域社会の再興に取り組んでいる自治体もあります。


⑥アバンセコーポレーションからの提案
 「ブラジル日系人を直接雇用し、持続可能な企業の経営資源に」
 2017年5月、経済産業省主催ブラジルミッションに協力しました。今までの派遣会社雇用ではなく、直接雇用・正規採用に向けて、サンパウロ市、パラナ州マリンガ市の2都市で合同就職説明会を開催、3日間で270名超のブラジル人が来場しました。会場では、家族で日本に定住したいとの希望が多いことに驚いたとともに、政治、経済状況の不安定さから、出身国で人生を全うすることが難しい彼らの苦悩が伝わりました。
 日系ブラジル人をブラジル現地で面接し、持続可能な経営資源として、パートナーとして採用すること。採用から雇用に係る課題は、弊社がサポート致します。
 私たちは、日系ブラジル人が地域に定住し、企業に直接雇用されることにより、減少傾向が止まらない労働状況に選択肢を提供し、同時に、外国人との共生による地域の再生が可能ではないかと考えています。例えば、高齢者世代は農業、若い世代は工場や介護の現場で働き、子どもたちは、その土地の子どもとして育っていく。このような未来を描くことを目指しています。 



日系ブラジル人向け現地就職説明会 ブラジル(サンパウロ・パラナ)ミッション

平成29年11月28日(火)~12月3日(日)

☛ 詳細、参加のお申込はこちらから


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