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【JTB海外駐在員コラム】台湾編

国内外の独自のパートナーシップの構築により日本企業のグローバルビジネスをJTBグループがお手伝いするラピタより、海外に駐在するJTBの社員による現地の最新情報をご提供いたします。


今回は、台湾からのコラムをお届けします。


『吃飯了嗎?』直訳すると『ごはん食べましたか?』という意味ですが、

台湾では『元気ですか?』という意味になります。ご飯を食べていれば元気になれる、そんな考え方なの

でしょうか。面白い表現ですよね。

今回は一度訪問すれば夢中になること間違いなし!そんな台湾について少しご紹介させていただきます。

 

【食について】

「日式料理」という看板を街中でよく見かけます。こちらは日本料理ではありません。

日本料理を台湾風にアレンジした食事を提供するお店です。そんなアレンジ料理ができてしまうほど日本料理を好きでいてくれる台湾には牛丼、イタリアン、和食、うどん、ハンバーガーなど様々な日系の飲食チェーン店が多数進出しております。台湾では通勤時に朝食を購入しオフィスで食事をする習慣があり、これら日系の飲食チェーン店を利用している社員も多く見かけます。アジア全般で言えることかもしれませんが、日本より外食が盛んです。それは、夕食だけではなく、朝・昼・夕の3回になるため、日系企業のビジネスチャンスになっていることは間違いないと思います。

 

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【商習慣について】

赴任当初、5分前行動が日本では当たり前であったため、早めにお客様のところへ伺おうとしたところ、

「早く行き過ぎては失礼だからちょっと待って」と台湾人の同僚に言われた経験があります。

確かに、台湾のお客様はぎりぎり、もしくは少し過ぎた時間にいらっしゃることが多いように感じます。

(結婚式に遅れる方がいたり、飲み会も『締め』はなく皆好きな時間に帰ります)

アポイントを取ってお伺いしたら不在ということはしばしば、2回時間が変更になり、その上1時間半

待たされてしまったという1日がかりのアポイントも聞いたことがあります。

また、『多分行くという場合は80%来ないと思うこと』、『指示を出す場合はまず結果から伝えてなぜそうしなくてはならないのかを詳細を伝える』など、現地駐在員の集まりの際に経営者の先輩に教えていただきました。

おおらかな台湾の気質は大好きですが、ビジネスとなると日系企業においては、日系ならではの品質が求められるので苦労されている経営者の方も多いようです。

私自身、台湾の商習慣をより多く学び、日本と台湾の特徴(商習慣)を組み合わせながら仕事を進める重要性を日々感じています。



※本サイトに掲載のレポートやコラム及びリンク先などの内容はすべて執筆者の個人的な見解であり、弊社の公式見解をあらわすものではありません。

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