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【JTB海外駐在員コラム】インドネシア(ジャカルタ)編

国内外の独自のパートナーシップの構築により日本企業のグローバルビジネスをJTBグループがお手伝いするラピタより、海外に駐在するJTBの社員による現地の最新情報をご提供いたします。


今回は、インドネシア(ジャカルタ)からのコラムをお届けします。


「インドネシア共和国」は赤道をまたがる1万を超える島によって構成されており、面積は日本の5倍、人口は日本の2倍の世界第3位の人口です。(実際に住んでみると、本当はもっと多いようにも感じます。)民族の数は約300にも及ぶ、多民族国家です。平均年齢は28.9歳と若者が多く、常に活気があります。日系企業も多々進出しております首都「ジャカルタ」及び周辺のエリアにおいてのビジネス事情に関してご紹介させていただきます。


<日系企業進出状況(インドネシア全体)>

企業数1,533社 ※2015年11月時点JETROジャカルタ調べ
在留邦人18,463名(2015年10月1日現在)出所:外務省「海外在留邦人数調査統計(平成28年要約版)」
名物である「渋滞」からも想像がつくように、自動車、二輪及び関連会社の進出が多いです。日本より日本車の台数は多く感じられます(9割以上が日本車)


<ジャカルタ及び周辺エリアの最低賃金>

現地の報道資料によると、ジャカルタの2016年の最低賃金は日本円で約3万円弱となっております。他の東南アジアを比べるとフィリピンとベトナムの中間くらいになります。5年前と比べると2.5倍以上に増えており、この間のインフレ率は最高で8.8%となったものの、年率4~7%前後で推移を続けております。
インドネシアではより良い待遇を求めて「ジョブホッピング(転職)」が盛んです。これも最低賃金の値上げの要因かと思われます。一方で日本の大手人材派遣会社のみならず人材派遣会社の進出が目立ちます。


<在留邦人の憩い及び情報収集の場所>

ジャカルタをはじめ、日本人が住む多くのエリアには日本とは変わらない価格で食べられる「日本食レストラン」が多くあります。某大手牛丼チェーン・うどんやラーメンチェーンなどインドネシアに合わせたメニューもあり、インドネシアの人々にとっても人気です。また「県人会」「校友会」「同好会」「サークル」などの活動もフリーペーパーなどを通じて盛んに開催されており、ビジネスにおいての情報共有の場としても役に立ちます。


<ジャカルタならではの面白ビジネス>

移動手段として渋滞の酷いジャカルタでは「オジェック(Ojek)」というバイクタクシーが人気です。個人営業として運営されておりましたが、近年ではドライバーを会社組織が雇い、利用者がスマートフォンのアプリでサービスを頼むというビジネスも生まれました。スマートフォンはインドネシアの労働者にとっては無くてはならないアイテムとなっております。オジェック配車サービス最大手のゴジェック(GO-JEK)は3万人を超えるドライバーが所属しており、バイクタクシーのみならず買い物や掃除、マッサージなどの代行サービスも行っております。


親日であり、日本語・英語も流暢な人財がインドネシアには溢れております。是非一度、直接視察におこしくださいませ。


※本サイトに掲載のレポートやコラム及びリンク先などの内容はすべて執筆者の個人的な見解であり、弊社の公式見解をあらわすものではありません。

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