【マレーシア】ポリスチレン包装材禁止、コストへの懸念も
【クアラルンプール】 セランゴール州で、2017年1月からポリスチレンを用いた包装材の使用が全面的に禁止されたことに伴い、ペタリンジャヤの飲食店ではポリスチレン製の容器の代わりに紙でできた容器やリサイクル可能な容器に持ち帰りの飲食物を入れる姿が見られた。
環境に配慮するための動きとして飲食店や市民からは歓迎する声が出ている一方で、紙容器などのコストがポリスチレン包装材と比べて高いという意見も出ている。ポリスチレン製の容器は100個当たり6-8リンギだが、生分解性素材の代替素材の容器は100個当たり20-22リンギと高くなっており、飲食店はコストの上昇を懸念している。
ポリスチレン包装材の禁止に関しては当局から事前通達があったため、飲食店では代替容器を準備する時間が充分にあったという。客の中には持ち帰りの飲食物を入れるためステンレス製やプラスチック製の容器を持参する人もいるという。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、1月3日)
提供:アジアインフォネット
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