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【マレーシア】ムスリム生産のハラル認証ロゴの作成、政府に提案

【クアラルンプール】 連邦政府に対し、イスラム教徒の中小企業(SME)が生産したハラル(イスラムの戒律に則った)製品向けの特別なロゴを作るべきとの提案が出ている。


ゴム産業小自作農開発庁(RISDA)などが提案している。世界のハラル製品の市場の89%を非イスラム教徒がコントロールしているのが現状で、マレーシア国内のハラル市場も7割が非イスラム教徒によりコントロールされているという。ハラル産業におけるイスラム教徒と非イスラム教徒の間の溝を埋めるために特別なロゴが必要との意見が基になっている。


イスラム教徒のSME起業家の多くが、取得のための要件を満たすことが難しいためマレーシアイスラム開発局(Jakim)からのハラル・ロゴ認証を受けることが困難と感じている。大企業はハラル・ロゴの取得要件を満たすことが容易で、結果として非イスラム教徒が経営している企業がハラル認証を取得する結果になっているという。


新たなロゴは、Jakimのハラル・ロゴの代わりとなるものではなく、イスラム教徒が生産したハラル製品であるという証明となり、小規模な企業が国内、海外市場でのハラル事業のプレゼンスを強めるための助けとなると期待されている。RISDAは、先日開催されたフォーラムにおいて、来年ロゴを発行すると表明していた。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、11月2日)


提供:アジアインフォネット

 

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