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【マレーシア】三越伊勢丹、KLでジャパンストアを開業

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 三越伊勢丹ホールディングスは27日、クアラルンプール(KL)で、精選した日本の商品だけを扱うスペシャリティ店「イセタン・ザ・ジャパン・ストアKL」を開業した。日本の選りすぐりの商品だけを全館で扱う大型店舗としては世界で初めて。


三越伊勢丹が所有するブキビンタン地区の「ロット10店」を改装。イセタン・オブ・ジャパンと海外需要開拓支援機構「クールジャパン機構」が51対49の割合で出資するICJデパートメント・ストア(マレーシア)が運営する。店舗面積は1万1,000平方メートル。丹下都市建設設計とGLAMOROUSが環境コンセプトの設計デザインを担当した。投資額は7,000万リンギ。東南アジア諸国連合(ASEAN)や中東からの観光客が多いKLから世界に向けて日本を発信する。初年度の売り上げ目標は35億円(1億2,500万リンギ)だが、目先の利益には特に拘らない方針だ。


日本人の美意識である「雅・粋・繊・素」と日々の暮らし「食べる・暮らす・過ごす・楽しむ・学ぶ」を掛け合わせて編集。日本の伝統やポップカルチャー、テクノロジー、おもてなしの心を全面に打ち出す。専門知識とおもてなしの技術を習得した「チームなでしこ」を派遣。日本流のおもてなしを実践する。カルチャー体験ができるイベントスペース、ラッピング窓口なども設置する。


三越伊勢丹の大西洋 社長は、「単純なメイド・イン・ジャパンでなく、本当に日本人もすごいと思う商品を持ってくることに拘った。この高い水準を今後も維持しながら結果を出していくことが課題になってくる」とコメント。「ジャパンストアの結果をみながら他の都市にも広げていきたい。自社の海外戦略においてジャパンストアが核になっていく可能性がある」と述べた。


クールジャパン機構の太田伸之 社長は、「欧米の高級ブランドがなくても日本製だけで十分高級感を出せることが日本の底力。美意識と技を持っている会社は日本にたくさんあるが、これを探し出して海外で浸透させるのには時間がかかる。そのためには目先の利益に拘らずやっていく必要があるが、そうすれば第2,第3のジャパンストアができると思う」と期待を示した。


提供:アジアインフォネット

 


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