【JTB海外駐在員コラム】中国（上海）編

国内外の独自のパートナーシップの構築により日本企業のグローバルビジネスをJTBグループがお手伝いするラピタより、海外に駐在するJTBの社員による現地の最新情報をご提供いたします。

今回は、中国（上海）からのコラムをお届けします。

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①上海の生活環境

PM2.5の問題など中国各地での環境汚染について問題視されていますが、いざ上海に赴任してみて感じる
ことは、（ここ上海においては、）生活しているうえで大きな環境問題として感じることはなく、比較的
住みやすい環境が備わっているということです。
春から夏にかけてなど季節の変わり目は、あまり晴れる日が無いという印象ですが、夏の晴れた日は空気
が澄んでいることも多く、快晴になる日が多くあります。
食生活についても上海は日本人駐在員も非常に多く、日本食レストランが市内各所に多数あります。
また日本食以外にも各地方、各国料理のレストランが多数あるため、日本と変わらない食生活を送ることが
できます。

②上海の物価

上海の物価は日本の物価の約1.5倍と言われていますが、それを一番に感じるのは家賃です。
日本人の多く住む古北地区などは、ワンルームマンションでも月約20万程度の家賃となり、上海の物価の高さを垣間見ることができます。
一方で、食品など生活必需品については、日本製品、輸入品を除けば安く手に入るものも多数あり、特に
ミネラルウォーターやお酒、中華料理（ローカルフード）など現地のものについては、日本の半額程度の
感覚です。

③日系企業の現状

上海に進出している日系企業数は30,000社以上といわれており、上海日本商工クラブは海外における日本商工会のなかでも世界一の規模を誇っています。
金属・機械／商社・流通／サービスを中心に約24,000社が上海日本商工クラブに所属しています。
中国の経済成長率の鈍化にともない、中国撤退を余儀なくされる企業が増えていることも事実ですが、中国人の嗜好の変化などを受けて、特にサービス業界や食品・流通業界など、新規参入する企業も多く存在します。

④中国人の「旅行」

2015年に流行語にまで発展した訪日消費ブームですが、リピーターとして複数回日本を訪問する方も増え、日本での過ごし方や買い物の形態も昨年と異なり、大きな変化が起きております。
中国では日本以上にオンライン決済、オンライン手配の文化が進んでおり、旅行手配もオンライン手配サイトを中心に、簡単かつ安価に航空券・鉄道・ホテルを手配することが可能です。
国慶節や春節の大型の連休に加え、3連休となると中国各地に旅行者があふれ、手軽な余暇の過ごし方として「旅行」は様々な世代や層に浸透しています。

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