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【フィリピン】<7月の訪日フィリピン人、24%増の2万3千人> 7カ月間では30%増の20万2千人

 日本政府観光局(JNTO)は8月17日、訪日外客数などに関する2016年7月の推計値を発表した。

 それによると、7月の訪日外客数は、前年同月比19.7%増の229万6,500人(推計値)で、7月として過去最高、また、単月としても過去最高となった。多くの市場で夏休みシーズンとなり訪日需要がピークを迎えるなか、航空路線の新規就航・増便、クルーズ船の寄港増加、世界主要都市で継続的に行われている訪日旅行プロモーション効果などが訪日外客数の増加に大きく寄与した。

 市場別では、中国と台湾が単月として過去最高を記録した他、英国、ロシアを除く16市場が7月として過去最高を記録した。特に中国は4月から3カ月連続で50万人超と好調が続いていたが、さらに7月には、クルーズ船の寄港数の大幅増により、全ての市場を通じて単月として初めて70万人を超えた。また、4月に発生した「2016年熊本地震」の影響が懸念された韓国は、運休していた仁川-福岡線の再開や新規路線の就航、旅行会社等によるセール価格での旅行商品の販売や共同広告の展開など訪日プロモーションの実施が奏功し、前年同月比30.0%増の44万7千人となった。

 上位5市場は、1.中国(前年同月比26.8%増の73万1,400人) 2.韓国(30.0%増の44万7,000人) 3.台湾(9.8%増の39万7,000人) 4.香港(16.3%増の18万4,600人) 5.米国(19.8%増の11万7,600人)。

 フィリピンは前年同月比24.0%増の2万0,300人で、7月として過去最高を記録。フィリピンでは、新学期が始まる6月から9月が海外旅行のオフシーズンにあたり、全体的に旅行需要が落ち着く時期となるが、訪日旅行については、フィリピン経済の安定や一部航空会社での燃料サーチャージの撤廃、また、旅行博「Travel Madness Expo2016」での販促などが後押しとなり、訪日者数は引き続き好調に推移した。

 16年年初7カ月間(1月~7月)の累計訪日外客数(推計値)は前年同期比26.7%増の1,401万0,300人に達した。

 上位5市場は、1.中国(前年同期比38.2%増の380万7,900人) 2.韓国(30.8%増の282万9,900人) 3.台湾(18.5%増の255万2,800人) 4.香港(23.8%増の105万2,800人)、5.米国(20.4%増の72万8,900人)。

 フィリピンからは前年同期比30.1%増の20万1,600人で、東南アジアではタイ(15.1%増の54万7,200人)、マレーシア(35.7%増の20万8,500人)に次いで多かった。

注)「訪日外客」とは、国籍に基づく法務省集計による外国人正規入国者から日本に永住する外国人を除き、これに、日本を経由して第三国に向かうために日本に一時的に入国した通過客(一時上陸客)を加えた入国外国人旅行者のことである。「観光客」とは、短期滞在の入国者から「商用客」を引いた入国外国人で、 親族友人訪問を含んでいる(16年8月17日の日本政府観光局発表より)。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

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