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【マレーシア】クランタン州のムスリム女性、スカーフなど着用を義務に

【クアラルンプール】  クランタン州のファストフード店やハイパーマーケットで就労するイスラム教徒の女性従業員に対して、同州政府は来年からイスラム教で顔や手以外の隠さなければならない部分(アウラット)を、スカーフや長袖の服などで覆うことを規則として定めると発表した。

イスラム教徒ではない女性は規則の対象外だが、適切な服装をすることが求められる。

現在、ファストフード店などで働く女性の多くが半袖のTシャツなどを着用しているが、今後は長袖や長い丈のズボンなどの着用が義務づけられる。

州政府はファストフード店やハイパーマーケットに対して、イスラム教徒の女性向けの制服を作るよう要請した。また、屋台などで働く女性に対しても同様に、イスラムの教義を尊重した服装をすることが望ましいとの考えを明らかにした。

クランタン州以外の州ではこうした規則は設けられていない。今回の判断について、露出の多い恰好をした店員がいることを好ましく思わない市民からは歓迎する声が出ており、もっと前にこうした規則を導入するべきだったとの意見もある。また、半袖の制服のみが支給されているコンビニエンスストアの店員からは、長袖の制服が支給されることで、自費をはたいてアームカバーを購入する必要がなくなるとの声も聞かれた。

(ニュー・ストレーツ・タイムズ、7月11日)

提供:アジアインフォネット

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