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ロシアでは来年からペットボトルビールは最大1.5Lに制限:デリパスカ氏が儲かる?

 来年1月よりペットボトル入りビールの容量を1.5リットル以下に制限する法案が下院を通過した。6月13日付でロシイスカヤ・ガゼータ紙が伝えた。

 ロシアでは2012年よりビール用ペットボトル容器の使用が容認されている。6月10日、2017年1月よりペットボトル入りビールの生産・卸売販売を1.5リットル以下に制限し、小売販売に関しては同7月から禁止する法案が下院第3読会を通過した。制限の理由は、容器が小さければ国民の飲酒量が減るためとされている。政府は既に2015年4月、ビール生産者に対し、2016年7月1日より1.5リットル以上のペットボトル入りビールの生産を止め、将来的には0.5リットル以下にまで引き下げるよう呼びかけた。業界団体「ビール醸造者同盟」(86社が加盟し、ビール市場の80%のシェアを持つ)は、任意でこれに応じることを決定していた。

 ビール醸造者同盟によれば、今回の法案の主なロビイストは富豪デリパスカ氏のルサールであり、ペットボトルビールの制限により缶ビールが増え、ルサールのアルミニウム需要が増大すると期待できるという。同氏は2016年3月にメドベージェフ首相がペルミ地方を訪問した際に、アルミニウム容器とペットボトル容器の生産における課税額を均一にし、ペットボトル入りビールの生産を制限するよう訴えた(6月13日付ベドモスチ紙)。(後略)(6/13)

(週刊ボストーク通信1146号より)

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