三井物産がロシアの食材宅配サービスに出資

　三井物産がロシアの食材宅配サービス会社｢シェフマルケト｣に出資した。6月15日付でベドモスチ紙が伝えた。

　シェフマルケトは2012年に設立された食材宅配サービス会社で、ネットでの注文に応じて必要な食材とレシピがセットになった料理キットを配送している。現在は月間6万食以上を販売しているという。主要株主は代表取締役のアシン氏。

　今回、同社は合計130万㌦分の株式追加発行を行い、三井物産、アシン氏、実業家ロマネンコ氏がこれを取得した。ロマネンコ氏は決済大手Qiwiの共同設立者であり、同社に出資して利益をあげた三井物産と以前から付き合いがある。関係筋によれば、130万㌦のうち半分以上は三井物産が出資した。三井物産の担当者によれば、同社は電子商取引分野の発展に注力する意向であり、シェフマルケトはロシアの食材宅配サービス市場の有力企業の一つなので投資に踏み切ったとのこと。(後略)(6／15)

（写真：週替わり週間セットの木曜日のメニュー｢牛肉のトンカツ入りうどん｣　＝シェフマルケト／週刊ボストーク通信1146号より）

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