【タイ】エアアジア、キングパワー会長一族が出資
格安航空タイ・エアアジアの持ち株会社アジア・アビエーション( AAV)は13日、免税店運営のキングパワー・ グループを経営するウィチャイ会長らシリワタナプラパー家の5人 が株式の計39%を取得したと発表した。
タサポン最高経営責任者(CEO) らベレウェル家の3人が保有株を計約79億4, 500万バーツで同日売却した。 大富豪として知られるウィチャイ氏は株式の14%を取得し、 筆頭株主となった。シリワタナプラパー家はSETの規定に従い、 残る全株を対象に株式公開買い付け(TOB)を実施する。
ベレウェル家の3人のうち、タサポン氏は保有していた13% の株式のうち8%を売却し、出資比率が5%に低下。 娘のパタリー氏は19%の株式、妻のシリトン氏は12% の株式をすべて売却した。
AAVは株主変更に伴い、 取締役3人が13日付で交代したことも発表した。 タサポン氏は取締役とCEOにとどまっている。
AAVはマレーシアの格安航空エアアジアの合弁相手として、 タイ・エアアジアに55%を出資している。タイ・ エアアジアは実質的にエアアジアとシリワタナプラパー家の合弁会 社となった。