日本企業グローバルビジネスサポートLAPITA(JTB)

  1. TOP
  2. サポート事例
  3. ASEAN
  4. 【フィリピン】<5月の訪日フィリピン人、32.5%増の3万7千人>5カ月間で28%増の15万4千人、ASEAN3位に

【フィリピン】<5月の訪日フィリピン人、32.5%増の3万7千人>5カ月間で28%増の15万4千人、ASEAN3位に

 日本政府観光局(JNTO)は6月15日、訪日外客数などに関する2016年5月の推計値を発表した。

 5月の訪日外客数は前年同月比15.3%増の189万3,600人(推計値)となり、5月として過去最高の記録となった。4月に続き50万人を超えた中国に加え、東南アジアや欧米豪市場からの好調な訪日需要で、全体として二桁増となった。なお、韓国市場については、4月に発生した「2016年熊本地震」の影響を受け、2014年6月以来、前年同月比伸び率がマイナスとなった。また、航空路線の拡大、クルーズ船の寄港増加、訪日旅行プロモーション等も、引き続き訪日旅行者数の増加を後押してしている。

 市場別では、インドが単月として過去最高を記録したほか、韓国、ロシアを除く17市場が4月として過去最高を記録した。

 上位5市場は、1.中国(前年同月比31.0%増の50万7,200人) 2.台湾(10.5%増の37万5,500人) 3.韓国(4.2%減の30万2,100人) 4.香港(16.1%増の14万人) 5.米国(21.5%増の11万2,000人)。

 フィリピンは前年同月比32.5%増の3万6,900人で、5月として過去最高を記録。ASEA諸国ではタイの8万4,900人に次ぐ2位となった。フィリピンでは4月に続き5月も学校休暇に伴い海外旅行意欲が高まる時期である。これに加え、経済成長や訪日プロモーションの効果、ジェットスター・ジャパンのマニラ~中部/関西線就航による航空座席供給量の大幅拡大等が訪日需要増加の追い風となった。様々なプラス要因を反映した旅行先としての認知度向上が、安定した需要創出を支えている。

 16年5カ月間(1月~5月)の累計訪日外客数(推計値)は前年同期比29.1%増の972万8,200人で、上位5市場は、1.中国(前年同期比45.3%増の249万4,200人) 2.韓国(29.8%増の203万5,600人) 3.台湾(21.5%増の175万8,000人) 4.香港(27.1%増の70万5,000人)、5.米国(20.0%増の48万5,900人)。

 フィリピンからは前年同期比28.2%増の15万3,700人で、東南アジアではタイ(15.2%増の43万8,000人)、マレーシア(41.2%増の16万2,600人)に次いで多かった。

注)「訪日外客」とは、国籍に基づく法務省集計による外国人正規入国者から日本に永住する外国人を除き、これに、日本を経由して第三国に向かうために日本に一時的に入国した通過客(一時上陸客)を加えた入国外国人旅行者のことである。「観光客」とは、短期滞在の入国者から「商用客」を引いた入国外国人で、 親族友人訪問を含んでいる(16年6月15日の日本政府観光局発表より)。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

ここで紹介できなかったフィリピン経済情報は、 フィリピン経済・金融・投資情報 にてご確認いただけます。

その他の経済情報はこちらからご覧いただけます。

PAGETOP