【フィリピン】＜ミニストップやダイソー展開のRRHI、今年50億ペソ投資へ＞

　ゴコンウェイ・ファミリーの有力小売企業であるロビンソンズ・リテイル・ホールディングス（RRHI）が積極的な店舗展開を推進している。

　RRHIは、ロビンソンズ・スーパーマーケット（RS）、ロビンソンズ・デパートメント・ストア（RDS）、ロビンソンズ・アプライアンス、ハンディマ ン・ドーイットベスト、トルーバリュー、サウススター・ドラッグ、トップショッ プ、トップマン、トイザラス、ミニストップ、ダイソー事業などを展開、BSRIを通じて資生堂やベネフィット・コスメティックス製品なども販売している。

　RRHIの2015年の売上高は前年比13%増の908億8,300万ペソに達した。既存店売上が同4.1%増と堅調だったことにくわえ、新店効果（2015年一年間で179店純増）が貢献した。純利益は同16.4%増の45億7,700万ペソ、帰属純利益は同21.9%増の43億4,200万ペソへと二桁増加した。ただし、投資有価証券売却損益や外為損益など一時的損益を控除したコア純利益は同5.8%増の36億2,500万ペソ、すなわち実質5.8%増益決算であっ た。

　2015年末の総店舗数は前年末比9.7%増の1,506店に達した。そのうち、ミニストップは519店に達し、前年末の454店（日本側発表）から65店、率にして14%増加、RRHI総店舗数の35%を占めるに至っている。

　RRHIはさらなる店舗網拡充のため、2016年に「は50億ペソ投資を実施する意向である。
　
　なお、フィリピンのミニストップはロビンソンズ・コンビニエンス・ストアーズ（RCSI）によってフランチャイズ展開されている。RCSIは、三菱商事、ミニストップ株式会社、そして、RRHIグループとの共同事業である（16年6月13日のフィリピン証券取引所回覧03424-2016号などより）。

提供：WCLソリューションズ・フィリピン

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