【マレーシア】ラマダン入り、ケダ州では断食中の食品販売に規制
【クアラルンプール】 イスラム教徒の断食月(ラマダン)が6日、始まった。ケダ州ではラマダンの1カ月間、イスラム教徒が経営する飲食店や食品販売店が午後3時までの間営業が禁止される。また、午後3時前に食品や飲料を購入したイスラム教徒に対しては、宗教委員会が何らかの措置をとるという。
ケダ州のアハマド・バシャ首相は、州政府の決定にすべての業者が従うことを望むとコメント。昨年と同様の規制となるが、顧客の多くがイスラム教徒ではない店舗などでは食品の販売を行っているケースもあることに触れ、ケダ州イスラム宗教局に対応を一任していると明らかにした。
同州首相はまた、ラマダン・バザールにおける不当な価格での食品などの販売を監視するため、国内取引協同組合消費者行政省に協力を求めていると明らかにした。
ラマダンの開始に伴いナジブ・ラザク首相は声明を発表し、ラマダンはマレーシア国内のイスラム教徒が絆を強くする良い機会であることから、恵まれない人々への援助、支援を行うよう呼びかけを行った。
(ザ・スター、6月6日)
提供:アジアインフォネット
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