【マレーシア】マレーシア味の素、3月期通年決算で増収増益

【クアラルンプール＝マレーシアBIZナビ】　マレーシア味の素は24日、2016年3月期通年決算を発表。売り上げが前年比17.5％増加の4億20万リンギ、純利益が同37.1％増加の4,079万リンギになった。
第4四半期（１-３月）は売り上げが前年同期比36.0％プラスの1億1,024万リンギ、純利益は16.0％プラスの6,593万リンギとなった。
マレーシア味の素によると、第4四半期は営業利益が前年同期の740万リンギから920万リンギに増加した。また国内におけるうまみ部門や食料及び調味料部門の売り上げが増加した。一方で米ドル高であったことから、海外における売り上げも増加した。また昨年4月は物品・サービス税（GST）が導入され、売り上げが減少傾向にあった。
マレーシア味の素は今後の見通しに関して、国内および域内で、ビジネス及びマーケットは厳しい状態が続くと指摘。政府が外国人労働者の新規雇用を凍結したことで、生産に関わる従業員数に影響が出ると予想した。競争力を維持するため、セールスやマーケティング活動を強化し、人材維持に努めていく方針を明らかにした。

提供：アジアインフォネット

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