【マレーシア】マレーシアに最も恩恵=米法律事務所調査
【ペタリンジャヤ】 法律事務所の米ベーカー&マッケンジーは、環太平洋経済連携( TPP) 協定で最も利益を得るのはマレーシアとベトナムとの調査報告をま とめた。
マレーシアには外国から投資がもたらされ、 実質国民所得を2030年までに7.6% 引き上げる効果が見込めるという。
ベーカー& マッケンジーは英エコノミストグループの企業幹部向け会員組織、 エコノミスト・コーポレート・ネットワークに調査を委託した。 調査に回答したのは大手多国籍企業の幹部144人。
全体の74%は、 世界の収入に占めるアジアの割合は拡大すると回答。自社製品、 サービスの需要が増加するとの回答は65%あった。 TPPは3年以内に批准されると考えている回答者は62% に上った。
全体として、TPP、東アジア包括的経済連携(RCEP) また中国が提唱する「一帯一路」政策は相互に作用し、 域内のつながりを深め、 ビジネス環境の改善につながると回答者は考えており、TPP、 RCEPは域内の経済統合を促進する、との回答は85%あった。
(ザ・サン、5月17日)