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【フィリピン】<中央銀行、4月のインフレ率0.7%~1.5%と推定> 民間エコノミストコンセンサスは1.2%、依然低インフレ

 2016年4月の消費者物価(インフレ)統計は、今週発表される予定である。

 ちなみに、4月5日に発表された2016年3月の総合消費者物価指数(CPI、2006年=100)の前年同月比上昇率(総合インフレ率)は1.1%(速報値)となり、2月の0.9%から0.2%ポイント上昇した。史上最低であった2015年9月と10月の各々0.4%からは0.7%ポイントを上回っているが、依然歴史的な低インフレといえる。

 この結果、2016年第1四半期(1~3月)の平均インフレ率も1.1%で、2016年政府インフレ目標(2.0~4.0%)の下限以下の推移となっている。平均コアインフレ率は1.6%であった。

 中央銀行(BSP)テタンコ総裁は、4月のインフレ率を前年同月比0.7%~1.5%と推定している。また、民間エコノミストによる事前コンセンサスも1.2%であり、依然低インフレが続いたようだ。

インフレ率目標と実績の推移(11年以前の実績はその目標設定時の00年基準値、それ以降は06年基準)

10年 11年 12年 13年 14年 15年 16~18年
インフレ目標 3.5~5.5% 3.0~5.0% 3.0~5.0% 3.0~5.0% 3.0~5.0% 2.0~4.0% 2.0~4.0%
インフレ率実績 3.8% 4.6% 3.2% 3.0% 4.1% 1.4% -

(出所:フィリピン中央銀行資料より作成)

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

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