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【フィリピン】<産業総収入5.9%増加:15年第4四半期> 名目給与6.1%上昇、一人当たり2.7%上昇

 フィリピン統計庁(PSA)によると、2015年第4四半期の名目産業総収入指数(1978=100、以下同様)は前年同期比5.9%上昇したが、前年同期の上昇率(8.0%)からは鈍化した。

 当期の成長を牽引したのは、不動産業(12.7%上昇)と運輸通信業(9.9%上昇)。その他の金融業(8.5%上昇)、商業(6.7%上昇)、製造業(3.5%上昇)、プライベートサービス業(2.4%上昇)は数字では前年同期は上回ったが、上昇率では下回った。
 
  名目雇用指数は前年同期比3.2%上昇で前年同期の上昇率(4.5%)を下回った。不動産業(11.3%上昇)が成長を牽引した。その他は、製造業(4.4%上昇)、プライベートサービス業(3.5%上昇)、電気・水道部門(1.2%上昇)、金融業(1.4%上昇)、運輸通信業(1.0%上昇)。一方、鉱業・採石業(5.4%低下)と商業(0.8%低下)は前年同期を下回った。

 名目給与・報酬指数は前年同期比6.1%上昇であったが、同様に前年同期の上昇率(8.0%)を下回った。不動産業(16.7%上昇)が前年同期の上昇率(8.5%)の大幅に上回った。その他は、プライベート・サービス業(8.6%上昇)、製造業(7.3%上昇)、運輸通信業(2.8%上昇)、金融業(1.9%上昇)、電気・水部門(1.2%上昇)、商業(1.1%上昇)。唯一マイナスとなったのは、鉱業・採石業(9.1%低下)であった。

 従業員1人当たり名目給与・報酬指数は前年同期比2.7%上昇で、前年同期の上昇率(3.3%)から鈍化した。金融業(0.4%上昇)、プライベートサービス業(4.9%上昇)、不動産業(4.8%上昇)、製造業(2.9%上昇)、商業(2.0%上昇)、運輸通信業(1.8%上昇)が前年同期を上回った一方、鉱業・採石業(3.9%低下)、電気・水部門(0.1%低下)は前年同期を下回った(16428日のフィリピン統計庁発表より)。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

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