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【フィリピン】<西部信用金庫、比メトロバンクと業務提携>

 西部信用金庫(本店:東京都中野区)は、427日、「フィリピンの大手商業銀行メトロポリタンバンク&トラスト(メトロバンク、本店マニラ首都圏マカティ市)と、中堅・中小企業の海外事業展開支援を目的とする業務協力協定を締結した」と発表した。

 メトロバンクと信用金庫との業務提携は、関東・首都圏では西部信用金庫金庫が初となる。この協定締結により、本邦企業の海外投資環境等に関する情報交換や海外展開支援セミナー等で協力するとともに、個別案件(口座開設、送金、現地通貨建融資案件等)においても連携を強化する。業務協力協定の主な内容は以下のとおり、 
・本邦企業の海外事業活動および海外投資環境等に関する情報交換 
・西部信用金庫とメトロバンクの個別案件(口座開設、送金、現地通貨建融資案件等)組成に向けた相互協力 
・中堅・中小企業の海外事業展開支援等を目的としたセミナーの開催等 

 なお、メトロバンクの2015年末の受け入れ預金残高は前年末比6.2%増の12,580億ペソ、融資残高は同16.8%増の8,872億ペソ。総資産は同9.7%増の17,607億ペソ(業界第2位)、20154月に320億ペソの株主割当増資を行ったことなどで株主資本は同28%増の2,033億ペソに達している。この結果、バーゼル基準による自己資本比率(CAR)は17.75%(前年末16.03%)、中核株式自己資本比率(CET1)も14.25%(同12.14%)へと更に上昇した。
 
 2015年末のフィリピン国内店舗数は943店、海外拠点 32拠点(6支店、24現地法人、2代表事務所)、ATM設置台数は約2,226台に達している。マカティ市の本店には2002年よりジャパンデスクを 設置済みであり、同デスクは日本人ヘッドのほか、総勢12名の陣容となっている。在日拠点は東京支店(設置:19963月)、大阪出張所(設置:199812月)の2拠点となっている。

 日系中堅中小企業のフィリピン進出・投資が増加しており、現時点で、メトロバンクは日本の政府系金融機関2行(日本政策金融公庫・国際協力銀行=JBIC)と地域金融機関64行との間で、日系企業のフィリピン進出支援について提携しており、ほぼ日本全国の地域金融機関が窓口になる。地域金融機関は個別提携21行、国際協力銀行(JBIC)を通じた提携45行(重複行あり)となっている(16427日の西部信用金庫ニュースリリースなどより)。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

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