【フィリピン】<訪日フィリピン人旅行消費額、第1四半期51%増加> 85億円で国別13位、1位は爆買い中国人の3,901億円
日本観光庁は4月20日に、訪日外国人消費動向調査2016年第1四半期(1月~3月)版を発表した。
それによると、今第1四半期の訪日外国人の旅行消費額は9,305億円で、前年同期(7,065億円)に比べ31.7%増加した。訪日外国人一人当たりの旅行支出は16万1,745円で前年同期(17万1,025円)に比べ5.4%減少した。一人当たり旅行支出が増加した主要因 は、他の国籍・地域に比べて1人当たり旅行支出の高い中国からの訪日外客数の大幅な増加(前年同期比112.4%増)であり、同国の1人当たり旅行支出も 前年同期に比べ18.8%増加した。
国籍・地域別の旅行消費額は、国籍・地域別の旅行消費額は中国が3,901億円(構成比41.9%)と最も大きく、全体の4割程度を占める。次いで、台湾1,339億円(同14.4%)、韓国99億円(同10.6%)、香港779億円(同8.4%)、米国383億円(同4.1%)の順となっており、これら上位5カ国で全体の79.5%を占める。
訪日フィリピン人の旅行消費額は前年同期比50.8%増の85億円。国籍・地域別シェアは0.9%で13位であった。前年同期比大幅増加となったものの、7位のタイ284億円(シェア3.1%)、9位のマレーシア115億円(同1.2%)、10位のシンガポール113億円(同1.2%)、11位のベトナム108億円(同1.2%)を下回ったASEAN主要国では、インドネシアの78億円(同0.8%)に次ぐ低さであった(16年4月20日の日本国土交通省観光庁発表などより)。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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