【フィリピン】<ツナ缶センチュリー・パシフィック、15年21%増益> 食品事業幅広く、合弁で牛丼の吉野家も展開
ツナ缶詰大手のセンチュリー・パシフィック・フード(CNPF)が、4月7日に、2015年(1月~12月)の決算速報を発表した。
CNPFの2015年の売上高は前年比14%増の233億ペソに達した。特に、ブランド事業が18%増収と好調であった。原材料費安定やコスト節減などにより、純利益は同21%増の19億3,000万ペソと二桁増益決算となった。CNPFの2014年年間の純利益は前年比112%増の15億9,000万ペソへと倍増以上となったが、2015年も好調が継続したといえる。
なお、CNPFは、著名な「センチュリー」ブランドのツナ缶や「555」ブランドの魚介類缶詰、「アルゼンチン」ブランドのコーンビーフ、粉ミルクなど食品事業を幅広く手掛けている。また、合弁企業「吉野家センチュリー・パシフィック」(YCPI)が2001年から牛丼事業を開始、現在、マニラ首都圏で吉野家を6店展開している(16年4月7日のフィリピン証券取引所回覧01792-2015号などより)。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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