【フィリピン】<ADB、今年の比成長率予想6.0%へ下方修正 > 来年は6.1%と予想、天候不順でも堅調な成長
アジア開発銀行(ADB)は、3月30日に、「アジア経済見通し(ADO)2016年版」を発表した。ADOはADBが毎年春に発表している代表的報告書の一つである。
そのなかで、フィリピンGDP成長率に関しては、2015年実績5.8%に対し、2015年は6.0%、2016年は6.1%と予想されている。エルニーニュ現象に伴う旱魃被害の影響にもかかわらず周辺国に比べ、依然堅調であると予想されている。2016年5月に投票が行われる総選挙の特需も期待されることから、2015年よりは成長率が高まると予想されている。
ただし、2016年予想は、昨年9月に発表された「アジア経済見通し2015年改訂版」(ADO2015改訂版)や、12月3日に発表された「アジア経済見通し(ADO)2015年改訂版」補足版(ADOUS)での予想6.3%からは下方修正されている(16年3月30日のアジア開発銀行発表より)。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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