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【マレーシア】中銀バンクネガラ、政策金利を3.25%で据え置き

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア中央銀行バンク・ネガラは9日に定例金融政策会合(MPC)を開催し、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を3.25%で据え置くことを決定した。 ゼティ・アクタル・アジズ総裁の任期満了が迫っており、今回が同総裁の下での最後のMPC開催となった。中銀は2014年7月、約3年ぶりにOPRをそれまでの3.00%から0.25ポイント引き上げ、その後は据え置いていた。 

中銀は声明の中で、世界経済は引き続き適度な成長を維持しているが、先進国経済では国によってばらつきがみられると指摘。一方、大部分のアジア諸国では輸出が軟調であるものの、引き続き内需が経済活動を下支えしているとした。
国際金融市場については、世界的な流動性と投資家心理の変動の中で不安定のままで推移していると分析。今後については、世界的な経済成長傾向が続く中、周期的かつ構造的な不安定性による下振れリスク、原料価格の急激な下落や地政学的リスクによって見通しは悪いと指摘した。
また昨年5%成長だったマレーシア経済は、さらに緩やかな成長ペースになると予想した上で、国内需要は個人消費が減速する中、補正予算で示された公共投資や補助金による可処分所得の拡大に支えられると指摘。投資全体では製造とサービス分野でインフラ開発と資本支出により支えられるとした。
インフレについては、公共価格の引き上げとリンギ安による上昇圧力に晒されるものの、継続するエネルギー価格の低迷などで相殺されると分析。従来予想を下回る低い上昇幅にとどまると予想した。

提供:アジアインフォネット

ここで紹介できなかったマレーシア経済情報は、 マレーシアBIZナビ にてご確認いただけます。

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