【フィリピン】<政府系銀行のDBPとランドバンクが合併へ>
アキノ大統領が、2月4日付けの大統領令198号(EO198)において、政府系銀行2行の合併を承認したと報じられた。
アキノ大統領はEO198において、中央銀行(BSP)と預金保険公社(PDIC)の認可を前提に、政府系銀行「デベロップメントバンク・オブ・ザ・フィリピン」(DBP、フィリピン開発銀行)と、「ザ・ランドバンク・オブ・ザ・フィリピン」(ランドバンク)との合併を承認したとのことである。
両行の総資産を合計すると約1兆6,100億ペソであり、合併が実現すると、総資産約1兆8,800億ペソのBDOユニバンク(BDO)に次ぐ第2位の銀行が誕生することになる。
なお、DBP はフィリピンの経済発展を目的に1995年に設立された開発銀行で、フィリピンの事業会社を中心とした強力な顧客基盤とネットワークを有している。そして、1995年に、大和証券グループ と合弁会社(DBP-Daiwa Capital Markets Philippines, Inc.。以下、DBP大和)を設立している。DBP大和は現在フィリピン証券取引所会員として、フィリピン株ブローカレッジ業務を主業務としている。
また、大和証券グループとDBPは、昨年11月5日付けで 、投資銀行業務分野における両社間のビジネス協働強化を目的にした業務提携に関する覚書を締結している。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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