【マレーシア】2015年通年の国際収支、340億リンギの黒字

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】　マレーシアの昨年通年の国際収支は340億リンギの黒字となった。昨年の国際収支の黒字額は473億リンギで、今年は黒字幅が収縮した。

統計局の発表によると、サービスや第二次所得収支の赤字幅が広がったことや貿易収支の黒字が減少したことが影響した。
サービス収支では輸出高が1,357億リンギ、輸入高が1,561億リンギとなった。
資本収支は12億リンギの赤字となり、前年の3億リンギの黒字から赤字に転じた。
第4四半期の経常収支は114億リンギとなり、前年の50億6,000万リンギから減少した。貿易収支の黒字は309億リンギだったが、第一次所得収支の赤字が82億リンギ、第二次所得収支の赤字は50億リンギとなった。
サービス収支の赤字額は62億リンギとなり、第3四半期の赤字額59億リンギから増加した。2015年第4四半期の投資収支は53億リンギの純流入となった。前期は312億リンギの純流出だった。
中央銀行バンク・ネガラ・マレーシアの2015年12月末時点の外貨準備高は4,091億リンギで、前年同期比で37億リンギの増加となった。

提供：アジアインフォネット

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