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【マレーシア】ハラル産業への投資額、昨年は106億リンギ

【クアラルンプール】 マレーシアのハラル(イスラムの戒律に則った)産業に昨年寄せられた投資額が、106億リンギとなった。うち56億リンギが外国投資、50億リンギが国内投資だった。

アハマド・ザヒド・ハミディ副首相によると、外国投資は米国や日本、イタリア、アラブ首長国連邦(UAE)、台湾、英国、シンガポールからの投資で、マレーシアのハラル製品には世界中から強い関心が寄せられている。昨年のハラル製品の輸出高は420億リンギとなり、2014年の380億リンギを上回った。
ハラル材料や食品、飲料、パーム油関連製品の輸出が多かった。アハマド副首相は、今後はハラル市場の拡大に伴いサービスや銀行、保険などのハラル商品の輸出を増やす必要があるとコメント。マレーシアは化粧品やパーソナルケア製品など様々な分野でのハラル製品の提供に向け努力するべきで、研究&開発(R&D)を進めることが重要とした。マレーシア国内には128社のハラル化粧品、パーソナルケア製品を製造する企業があるという。
ハラル産業開発公社(HDC)のジャミル・ビディン最高責任者によると、韓国や日本の投資家からはハラル化粧品事業の拠点としてマレーシアでの事業拠点設置を検討する計画が出ているという。HDCは今後、部門別のハラル産業への投資に関して説明会などを開催する予定だ。マレーシアのハラル製品の主な輸出先はUAEで、他にもトルコやシンガポール、フィリピンにも輸出されている。
(ベルナマ通信、2月16日)

提供:アジアインフォネット

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