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東芝、ロシアのTV・家電市場から撤退:他の電子機器の販売やB2B事業は継続

 東芝がロシアのテレビ・生活家電市場から撤退する。一方、他の電子機器の販売及びB2B事業は続けていくとのことだ。12月15日付でノーボスチ通信が伝えた。

 東芝は、これまでテレビやオーディオ機器並びに冷蔵庫やポットの販売をロシアで行ってきた「東芝CIS」を閉鎖する。東芝自身は、これは昨年の夏に始まった海外事業再編の一環であり、ルーブルの下落と競争激化は直接の原因ではないとしている(12月15日付インタファクス通信)。なお。東芝のもう一つのロシア法人である東芝RUSは今後もB2B事業を続けていく。

 東芝RUSの手塚代表取締役によれば、同社は、ルーブル急落による消費ブームの起こった昨年12月に、小売用の全商品を卸・小売業者に売り切った。テレビ市場での同社の最大のライバルはサムスンとLGで、これら韓国企業の市場占有率は70%。これに対し、東芝の同指標はおよそ10%(2012~13年)だという。手塚氏はロシアの消費者市場からは完全撤退すると言明したとのことだが(12月14日付コメルサント紙)、その後、東芝はこれを否定したとの報道が出ており、ハードディスク、USBメモリ、複合機などの電子機器の販売は続けていくという。ロシアでの東芝の代理店も撤退の話は聞いていないようだ。(後略)(12/15)

(週刊ボストーク通信1122号より)

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