【フィリピン】<11月上場のメトロリテール、9カ月間で23%増益>
11月24日に、ガイサノ・グループの有力小売り企業であるメトロリテール ストアーズ グループ(メトロ リテール)が、フィリピン証券取引所(PSE)に新規上場した。2015年3社目の新規上場である。
このメトロ リテールが12月15日に、2015年9カ月間の決算発表を行った。
メトロ リテールの今9カ月間の純売上高は前年同期比15%増の223億6,382万ペソに達した。既存店売上高が9.5%増と好調であったことや、2014年10月以降にオープンした新店(2店のスーパーマーケットと4店のハイパーマーケット)の寄与で二桁増収となった。
増収効果にくわえ、費用の伸びが14.8%増と増収率を下回ったことなどで、税引き前利益は同24%増の4億9,165万ペソ、純利益は同23.5%増の3億4,430万ペソと二桁増益決算となった。1株当たり利益(完全希薄化ベース)は0.14ペソであった。
なお、メトロリテールはセブなどビサヤ地方を中心に店舗展開している。2015年11月末の総店舗数は46店に達している。内訳はスーパーマーケット24店、ハイパーマーケット12店、百貨店10店である(15年12月15日のフィリピン証券取引所回覧06623-2015号などより)。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
ここで紹介できなかったフィリピン経済情報は、 フィリピン経済・金融・投資情報 にてご確認いただけます。