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【フィリピン】<ADB、今年の比成長率予想を5.9%へ再下方修正> インフレ率予想は1.6%へ下方修正、目標下限以下に

 アジア開発銀行(ADB)はさる9月22日、『アジア経済見通し(ADO)2015年改訂版』を発表した。ADOはADBが毎年春に発表している代表的報告書の一つであり、秋にその改訂版が発表される。

 ADO2015改訂版は、フィリピンのGDP成長率に関して、2014年実績6.1%に対し、2015年6.0%、2016年が6.3%と予想した。2015年予想に関しては、4月発行のADO予想の6.4%から0.4%ポイントの下方修正された。2016年はADO予想の6.3%がそのまま継続された。

 さらにADBは、12月3日に『アジア経済見通し(ADO)2015年改訂版』補足版(ADOUS)を発表した。そのなかで、2015年のフィリピンGDP成長率予想が5.9%へと再下方修正された。2016年予想は6.3%が継続された。

 フィリピンの2015年成長率予想は、海外経済の混乱やエルニーニョ現象による干ばつの影響などにより、再下方修正されたが、2016年総選挙特需も期待 されることから、ASEANの中ではベトナムに次ぐ高い成長が続くと見られている。ベトナム成長率予想に関しては、2015年が6.5%、2016年6.6%とされている。

 一方、フィリピンのインフレ率予想に関しては、2015年がこれまでの2.0%から1.6%へと下方修正された。政府のインフレ目標である2.0%~4.0%の下限をかなり下回るという予想である。2016年予想はこれまでの3.0%がそのまま継続されている(15年12月3日のアジア開発銀行発表より)。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

ここで紹介できなかったフィリピン経済情報は、 フィリピン経済・金融・投資情報 にてご確認いただけます。

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