【マレーシア】ペトロナス、第3四半期は大幅な減益減収
【クアラルンプール】 国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は11日、第3四半期(7-9月)の決算を発表した。税抜き前利益は38億9,500万リンギとなり、前年同期の227億8,200万リンギから大幅に減少した。売り上げは前年同期比25%の下落となる600億6,400万リンギで、原油安が影響した。
税引き後利益は下流事業では前年同期比38%の増加となったが、上流事業での不調が影響し、全体では第3四半期の税引き後利益が14億リンギとなった。
年初9カ月の税引き後利益は1,875億5,900万リンギで、前年同期の2,497億8,100万リンギより大幅に減少した。税引き前利益は、354億5,900万リンギで前年同期比57%のマイナスとなった。
ブレント石油の価格は1バレル当たり50米ドル程度となっており、昨年同期の1バレル101米ドルから半減している。今年第2四半期の石油価格は1バレル62米ドルで、石油価格の下落がペトロナスの決算にも影を落とした。
(ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、11月12日、ベルナマ通信、11月11日)
提供:アジアインフォネット
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