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【マレーシア】ハラル産業、来年度予算で1億リンギの助成金

【クアラルンプール】 ハラル産業開発公社(HDC)は、2016年度予算において政府がハラル(イスラムの戒律に則った)産業に1億リンギの助成金を割り当てており、中小企業(SME)が提供するハラル製品の水準を高めるのに役立てられると明らかにした。

HDCのジャミル・バイディン最高責任者は3日、ネスレが開催したハラル産業に関するフォーラムにおいて、ハラル認証の取得や、適正製造規範(GMP)などの安全基準を取得することも重要だとし、ハラル製品の品質向上のための取り組みに助成金を活かすと述べた。

ハラル産業は2020年までにマレーシアの国内総生産(GDP)に8.5%の貢献をすると見込まれており、特に食品・飲料セクターへの貢献が大きくなると期待されている。ハラル産業では市場規模が拡大しているにも関わらずハラル製品の供給が不足していることが課題で、今後はハラル原料の開発など世界のハラル業者に製品を納入することができるような開発をするという。

ネスレのマレーシア、シンガポール、ブルネイ担当者は、ネスレは5年に渡りHDCとの間でベンダー開発のため連携しており、マレーシア政府の支援を受けて農業分野だけではなくハラル製品の生産分野でも今後事業を拡大させると述べた。

ネスレ・マレーシアは中東や東南アジア諸国連合(ASEAN)、ブラジル、チリ、米国など50カ国にハラル製品を輸出している。マレーシアのハラル認証は世界的に認められており、競争力がある。
(ベルナマ通信、11月3日)

提供:アジアインフォネット

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