【フィリピン】<セブ航空が初の米国便、3月15日にグアム線就航>
米国連邦航空局(USFAA)が、2014年4月に、フィリピンの航空業界安全格付けを最上級である『カテゴ リー1』へと復帰させた。これにより、それまで禁止されていたフィリピン航空各社の米国線の増便、米国新路線開設などが可能となった。
これを受けて、フィリピン格安航空(LCC)最大手であるセブ・パシフィック航空 (CEB)も米国線を運航する。
まず、2016年3月15日に、初の米国便となるマニラ⇔グアム線を就航する。使用機材はエアバスA320 、週4便(火曜、木曜、土曜、日曜)の運航となる。マニラ→グアム便は午前3時45分発、午前10時15分着、グアム→マニラ便は午後0時30分発、午後2時55分着と予定されている。
就航記念として、同線2,500ペソという激安プロモを11月29日まで実施する。旅行期間2016年3月15日から2016年11月30日までが対象。ただし、11月29日前に売り切れの場合は、その時点でプロモが終了する。
先に、CEBは「基本的には既にグアム、サイパン、ホノルル、サンフランシスコ、ロスアンゼルス線就航が可能となっている」と発表しており、グアム線以外の米国線就航を視野に入れている。特に、ホノルルに関しては、「「今年中に、マニラ⇔ホノルル線就航の正式認可を取得、2016年の早い時期に就航する意向である」と表明している(15年11月25日のセブ・パシフィック航空ニュースリリースなどより)。
なお、フィリピン航空(PAL)は、「2016年3月15日に、セブ⇔ロスアンゼルス線を就航する」と発表している。同線は週3便、使用機材は254席(ビジネスクラス36席、エコノミー36席)のエアバスA340とのことである。
現在、PALのフィリピン⇔米国線は週35便(全てマニラ発着、ロスアンゼルス線11便。サンフランシスコ線10便、ニューヨーク線4便、ハワイ線5便、グアム線5便)であるが、38便体制へと増便されることになる。また、セブというフィリピンでの新たな発着拠点が加わることで、米国⇔フィリピン間の往来の利便性が高まることになる。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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