【フィリピン】<ソレア運営企業の韓国カジノ、1カ月間の営業停止処分>
フィリピンのマニラ湾岸初の本格的なカジノリゾート「ソレア・リゾート・アンド・カジノ」(ソレア)の運営企業であるブルームベリー・リゾーツ(ブルームベリー)が韓国に進出したが、その韓国事業がスタート時に躓いた。
ブルームベリーの韓国子会社であるソレア・コリアは、今年前半に、韓国済州島のT.H.E.ホテル&ベガスカジノを所有・運営するゴールデン&ラグジュアリー社(G&L)の主要株主からG&L株式90%以上を取得した。この株式取得により、ブルームベリーは済州島にカジノ・リゾートを所有することとなった。
その後ブルームベリーはT.H.E.ホテル&ベガスカジノを一時閉鎖し改装を行うとともに、済州サンホテル&カジノと改称、再開した。今回の再開は第1期であり、12月までに第2期がオープンとなるはずであった。済州サンホテル&カジノは済州国際空港から車で僅か5分という至便地に立地、208の客室と2,125平米のカジノスペースを有している。現在のブルンベリーの保有比率は96.23%(ソレア・コリアが86.23%)である。
この済州サンホテル&カジノのカジノが、韓国当局から1カ月間(11月16日から12月15日まで)の営業停止命令を受けた。これは、前オーナーがゲーミング税の納税を怠ったことによるものである。ブルームベリーはこの1カ月間を第2次工事期間とに充当するとのことである。
(15年11月11日のフィリピン証券取引所回覧06078-2015号などより)。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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