【フィリピン】<APEC首脳会議で南シナ海問題討議回避との中国側報道>
11月10日付け中国・新華社通信によると、中国外交部の洪磊報道官は9日の定例記者会見で、フィリピン側に、中比関係が正常な軌道に戻るよう推進するために積極的な雰囲気を作り出し、条件を蓄積するよう望んでいると発表した。
洪磊報道官は、「現在、中国とフィリピンの関係は衆知の通りの原因で困難に直面している。これは中国側にとって望ましくないことだ。中国側は中比関係の発展を重視しており、交渉と協議を通じて問題を適切に解決することを堅持する。フィリピン側に中国側と向き合って進み、去年のAPEC会議期間に両国指導者が達成した共通認識を実行し、関連の問題を建設的に処理し、両国関係が一日も早く正常な軌道に戻るよう推進するために積極的な雰囲気を作り出し、条件を蓄積するよう望んでいる」とコメントしたとのことである。
一方、フィリピンのアキノ大統領は11月10日、中国の王毅外相の表敬訪問を受けた際、マニラで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で南シナ海問題を取り上げない意向を示したとのことでもある(15年11月10日付け中国・新華社通信報道などより)。
提供:WCLソリューションズ・フィリピン
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