【マレーシア】1年後には1ドル3.80リンギに、MIER予想
【クアラルンプール】 シンクタンクのマレーシア経済研究所(MIER)は今後1年から1年後には通貨リンギが対米ドル市場で、1米ドル=3.80リンギとなると予想している。
マレーシア経済の見通しに関する会見でザカリア・アブドル・ラシド所長は、通貨リンギの値動きは原油価格の動向に左右されると指摘。安値が続いているリンギの動向は原油価格の動きと連動しており、原油価格が1バレル=80米ドル程度にまで回復すれば、1米ドル=3.80リンギ程度になると予想。
今年末時点では、米国での金利引上げが行われるとの予想を背景に、1米ドル=4リンギから4.10リンギ程度で推移するとの予想を示した。
リンギは今年下落が続いており、7月6日には1米ドル=3.80リンギにまで下がった。リンギ安は更に進行し、9月29日には1米ドル=4.4725リンギとなった。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、10月23日、ベルナマ通信、10月22日)
提供:アジアインフォネット
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