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【マレーシア】国内初のハラルゼラチン、パハン大学が生産へ

【クアンタン】マレーシア・パハン大学(UMP)は政府機関の先住民信託評議会(MARA)と共同で、国内初のイスラム教の戒律を満たした(ハラル)ゼラチンを生産するプロジェクトに取り掛かる。事業費は推定2,000万リンギ。 

UMPキャンパスの3ヘクタールの敷地に研究・生産施設を建設する。UMPのロスリ・モハメド教授によれば、マレーシアの食品、薬品業界は全て、欧州やパキスタン、中国からの輸入品に依存しているが、ハラルであるかは疑問だ。全世界で生産されているゼラチンのうち、イスラム教の要件を満たしているのは推定2%。 

ゼラチンは、牛、豚など動物のじん帯、骨、皮から得る。食品のほか、薬品、化粧品に使用される。 

プロジェクトは、ブミプトラ(マレー人と先住民の総称)起業家の支援が狙い。操業開始は2016年第4四半期で、年間250-300トンのゼラチンを生産する能力がある。原料はサバ、サラワク両州のほか、タイ、インドネシアから調達する。ゼラチンの国内需要は年5,000トン余り。
(ベルナマ通信、10月21日)

提供:アジアインフォネット

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