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【フィリピン】<日本の3大銀行、マニラ水道に400億円融資>

 アヤラ系の優良水道企業であるマニラ・ウオーター(MWC)は9月30日、日本のメガバンク3行(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)との間で400億円の融資契約を締結したと発表した。融資期間は7年間で、設備投資に充当される。

 MWCは1997年の首都圏水道事業民営化の際に、首都圏上下水道局(MWSS)から首都圏東半分の給水権を獲得、引き継いだ。その当時、首都圏で清浄な飲料水の安定供給を受けられる世帯は26%に過ぎなかった。その後、MWCは首都圏東半分の上下水道施設改善などの為、積極投資を実行した。

 その結果、MWCの首都圏事業地域での飲料水24時間供給世帯率は100%近くにまで高められた。一方、漏水などのシステムロス率は97年の63%から、10%以下へとドラスティックに改善されている。事業基盤もラグナ、クラーク、ボラカイなどに広がっている。

 MWCはさらなる水道網の拡充や近代化だけでなく、下水網や排水処理施設拡充にも注力している。したがって、資金需要も旺盛となっている(15年9月30日のフィリピン証券取引所回覧05348-2015号より)。

提供:WCLソリューションズ・フィリピン

ここで紹介できなかったフィリピン経済情報は、 フィリピン経済・金融・投資情報 にてご確認いただけます。

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