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ロシア・サマラ州の特区「トリヤッチ」、第1期が完成

 サマラ州の特別経済区「トリヤッチ」の第1工期の区画(181ha)が開設された。9月11日付で同州政府が伝えた。

 開設式は、特区に最初に入居したトルコ企業「ノベル・オートモーティブ・ロシア」(ノベル)の敷地内で行われ、メルクシキン同州知事(特区の監査役会議長)やツィブリスキー経済発展省次官などが参加した。ノベルの工場は昨年8月に操業を開始、現在は110名が働いている。(中略)

 特区内では既に180億ルーブルを超す投資が行われており、上記のノベル社が活動しているほか、スペインのCIE Automotiveが6月から試験生産を行っている。後者は既に最初のロット(エンジン部品)をルノーのトルコ工場に納入済で、年内にアルミ800㌧分の部品を生産する計画だ(9月15日付アフトスタット)。

 現在、特区で建設中の工場は8つあり、そのうち5つが年内に始動する予定。日本のハイレックスとアツミテック(豊田通商と合弁)のロシア法人、この2企業と提携しているドイツの「エドシャ・トリヤッチ」(自動車部品メーカー)、米国の産業ガス会社「プラクスエア・サマラ」、ロシアの「トリヤッチ製紙工場」(古紙のリサイクル及びボール紙の生産工場)の5社だ (9月14日付Vkonline.ru)。

 特区の入居企業は現在、ロシア、米国、日本、ドイツ、スペイン、トルコ、インド、英国の企業計16社となっている。そのうち12社が自動車関連産業で、これら企業の生産品は主にルノー・日産・アフトワズ連合に納入されるが、海外も含め他企業との取引も行われる見込みだ(5月7日付Zr.ru)。(後略)(9/15)

(週刊ボストーク通信1110号より)

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